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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能(UAP開発編)


1.4.1 UAPの設計から実行までの流れ

UAPの設計から実行までの流れを次の図に示します。

ポイント

このマニュアルでは,DMLによってSDBデータベースにアクセスする部分のUAPの設計方法と作成方法について説明しています。そのため,下記のUAPの開発の流れの図は,DMLによってSDBデータベースにアクセスする部分のUAP開発の流れを示しています。

図1‒1 UAPの開発の流れ

[図データ]

[図データ]

注※1

これらの環境の構築作業は1回だけ実施します。

注※2

これらの操作を実行した場合,SDBデータベースにアクセスする部分のUAPの再プリプロセス,再コンパイル,および再リンケージが必要になります。

■各作業項目のマニュアル中の参照先

図1-1 UAPの開発の流れ」の各作業項目は,次の表に示す参照先で説明しています。「図1-1 UAPの開発の流れ」で示している項番は,次の表の項番と対応しています。

表1‒2 UAP開発時の各作業項目の参照先

項番

作業項目

参照先

1

DMLによってSDBデータベースにアクセスする部分のUAPを設計する

2. UAPの作成

2

DMLによってSDBデータベースにアクセスする部分のUAPのソースプログラムをコーディングする

3

プリプロセス,コンパイル,リンケージを実行する環境を構築する

3.1 プリプロセス,コンパイル,およびリンケージの実行環境の構築

4

プリプロセスを実行するための準備をする

3.3.1 プリプロセスを実行するための準備作業

5

プリプロセスを実行する

3.3.2 プリプロセスの実行例

6

コンパイルとリンケージを実行するための準備をする

3.4.1 コンパイルおよびリンケージを実行するための準備作業

7

コンパイルとリンケージを実行する

8

デバッグを行う(ソースプログラムを修正する)

9

UAPの実行環境(テスト環境)を構築する

4.1 HiRDBクライアントの環境設定

10

UAPを実行(テスト)する

4.2 UAPのテストの実行

11

UAPの実行環境(本番環境)を構築する

4.1 HiRDBクライアントの環境設定

12

UAPを本番環境に移行する

4.3 テスト環境から本番環境へのUAPの移行

13

UAPを実行する

5.1 UAPの実行

14

次のことが発生した場合

  • SDBデータベースの定義を変更した場合

  • DMLの記述を変更した場合

  • 機能追加などによってUAPを改修した場合

5.2 UAPの再プリプロセス,再コンパイル,再リンケージが必要なケース

15

UAPに障害が発生した場合,トラブルシュート機能を使用して障害要因を調査する

5.3 UAPの障害対策