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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能(UAP開発編)


3.3.2 プリプロセスの実行例

pdsdbcblコマンドでプリプロセスを実行します。プリプロセスの実行例を次に示します。

例1

DMLを記述したUAP(UAPソースファイル名:uap01.ecb)をプリプロセスして,ポストソースを作成します。

コマンドの実行例

pdsdbcbl /UAPsrc/DMLsrc/uap01.ecb -d /dirinf/pdsdbdir

[説明]

/UAPsrc/DMLsrc/uap01.ecb:

プリプロセス対象のUAPソースファイル名を指定します。

-d /dirinf/pdsdbdir:

3.3.1(2) SDBディレクトリ情報ファイルを準備する」で準備した,SDBディレクトリ情報ファイル名を指定します。

例2

DMLを記述したUAP(UAPソースファイル名:uap02.ecb)をプリプロセスして,ポストソースを作成します。

なお,uap02.ecbは,COBOL2002のコンパイラオプションに-BigEndian,Binオプション(COBOL85のコンパイラオプションの場合は-Bbオプション)を指定して,2進項目をビッグエンディアン形式にするUAPです。

コマンドの実行例

pdsdbcbl /UAPsrc/DMLsrc/uap02.ecb -d /dirinf/pdsdbdir -Xb

[説明]

/UAPsrc/DMLsrc/uap02.ecb:

プリプロセス対象のUAPソースファイル名を指定します。

-d /dirinf/pdsdbdir:

3.3.1(2) SDBディレクトリ情報ファイルを準備する」で準備した,SDBディレクトリ情報ファイル名を指定します。

-Xb

COBOL2002のコンパイラオプションに-BigEndian,Binオプション(COBOL85のコンパイラオプションの場合は-Bbオプション)を指定して,2進項目をビッグエンディアン形式にするUAPを作成する場合に指定するオプションです。

2進項目をビッグエンディアン形式にするUAPを作成する場合の注意事項については,「2.13 2進項目をビッグエンディアン形式にするUAPを作成する場合の注意事項」を参照してください。

参考
  • pdsdbcblコマンドの機能詳細,各オプションについては,「6. DMLプリプロセサ(pdsdbcblコマンド)」を参照してください。

  • SQLを記述したUAPのプリプロセス方法については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」の「プリプロセス」を参照してください。