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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


5.15.1 横分割数を増やす手順(再定義をする場合)

例題

次に示す構成のSDBデータベースの横分割数を2から4に増やします。SDBデータベースを格納しているRDエリアは同一バックエンドサーバ内にあります。

[図データ]

  • RDAREA01に格納していたレコードは,RDAREA01およびRDAREA02に格納します。

  • RDAREA02に格納していたレコードは,RDAREA03およびRDAREA04に格納します。

手順

  1. RDエリアを追加する

    pdmodコマンドのcreate rdarea文でRDエリア(RDAREA03,RDAREA04,RDAREA13,およびRDAREA14)を追加します。RDエリアの追加手順については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」の「RDエリアを作成する方法(RDエリアの追加)」を参照してください。pdmodコマンドについては,「10.3.1 RDエリアの追加」およびマニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。

    なお,追加したRDエリアにグローバルバッファを割り当ててください。

  2. SDBデータベースの定義変更を行う

    SDBデータベースの横分割数を再定義で変更する場合,いったんSDBデータベースの定義削除をしたあとに,新たにSDBデータベースの定義追加をする必要があります。その際,HiRDBを再起動する必要があるため,「5.6 SDBデータベースの定義追加,定義変更,または定義削除(HiRDBの再起動を必要とする場合)」で説明している手順に従って,SDBデータベースの定義削除および定義追加をしてください。

    なお,「5.6.3 SDBデータベースの定義追加,定義変更,または定義削除の手順(各手順の詳細)」の手順の説明について,次の点を考慮してください。

  3. RDエリアのバックアップを取得する

    pdcopyコマンドでRDエリア(RDAREA01〜RDAREA04,RDAREA11〜RDAREA14,およびシステム用RDエリア)のバックアップを取得します。バックアップの取得方法については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」の「バックアップの取得方法」を参照してください。pdcopyコマンドについては,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。