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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


10.3.1 RDエリアの追加

create rdarea文のオペランドについて説明します。

項番

オペランド

1

create 〔shared〕

2

     rdarea RDエリア名

3

    〔globalbuffer グローバルバッファ名〕

4

     for {datadictionary of {routines|dbmanagement}

       |user used by {PUBLIC|認可識別子〔,認可識別子〕…}

       |LOB used by {HiRDB(ディクショナリ表の名称)

       |PUBLIC|認可識別子〔,認可識別子〕…}

       |list}

5

    〔server name サーバ名〕

6

    〔data model {structured|relational}〕

7

    〔open attribute {INITIAL|DEFER|SCHEDULE}〕

8

    〔page ページ長 characters〕

9

    〔storage control segment セグメントサイズ pages〕

10

    〔max entries 最大リスト登録数〕

11

    〔extension {use 増分セグメント数 segments|nouse}〕

12

    file name "HiRDBファイルシステム領域名/HiRDBファイル名"

13

      initial HiRDBファイル内セグメント数 segments

    〔file name "HiRDBファイルシステム領域名/HiRDBファイル名"

      initial HiRDBファイル内セグメント数 segments〕…

 ;

項番12,13は,必ずcreate rdarea文の最後に指定してください。

ここでは,項番6のdata modelオペランドについてだけ説明します。そのほかのオペランドについては,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。

data model {structured|relational

RDエリアに格納するデータベースの形式を指定します。

structured:

RDエリアにSDBデータベースを格納する場合に指定します。

relational:

RDエリアにリレーショナルDBを格納する場合に指定します。次のRDエリアを定義する場合はこのオペランドを省略するか,またはrelationalを指定してください。

  • 追い付き反映キー対応表を格納するRDエリア

  • 追い付き反映キー対応表のインデクスを格納するRDエリア

  • 追い付き状態管理表を格納するRDエリア

  • 監査証跡表を格納するRDエリア

    参考

    システム用RDエリアのデータベースの形式は,リレーショナルDBに分類されます。

《注意事項》
  • forオペランドには公用RDエリアの指定であるuser used by PUBLICを指定してください。ただし,監査証跡表を格納するRDエリアについては,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」の「監査人の登録,監査証跡表を格納するRDエリアの作成,および監査証跡表の作成」の「監査証跡表を格納するRDエリアの作成」の「RDエリアの作成」を参照して,格納できるRDエリアの種類を確認してから,forオペランドを指定するようにしてください。

  • RDエリア作成後に格納するデータベースの形式を変更する場合は,データベース構成変更ユティリティ(pdmod)でRDエリアを削除してから,RDエリアを追加してください。

  • globalbufferオペランドを指定して,追加したRDエリアにグローバルバッファを割り当ててください。globalbufferオペランドでグローバルバッファを割り当てない場合,HiRDBをいったん終了して,システム定義のpdbufferオペランドでグローバルバッファを割り当てないと,追加したRDエリアを使用できません。