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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


5.7 SDBデータベースの定義追加または定義変更(HiRDBの再起動を必要としない場合)

ここでは,HiRDBの再起動を必要としないSDBデータベースの定義追加または定義変更の手順について説明します。

なお,SDBデータベースの定義削除をする場合,または分割格納条件の変更機能を使って格納RDエリアの削除や,分割条件を変更して格納RDエリアの分割,統合をする場合は,定義削除または定義変更後にHiRDBの再起動を必要とするため,「5.6 SDBデータベースの定義追加,定義変更,または定義削除(HiRDBの再起動を必要とする場合)」で説明している手順で実施してください。

注意事項

SD FMBのSDBデータベースの場合,HiRDBの再起動を必要としないSDBデータベースの定義変更はできません。

前提条件

システム共通定義のpd_structured_advance_residentオペランドにuseを指定して,事前常駐領域を使用できるようにしている必要があります。

事前準備
  • pd_structured_shmpool_dicsizeオペランドで指定したSDBディレクトリ情報の常駐領域サイズに余裕があるか確認してください。SDBデータベースの定義追加または定義変更後に作成されるSDBディレクトリ情報の大きさが,pd_structured_shmpool_dicsizeオペランドの指定値を超えた場合,SDBディレクトリ情報を常駐化できません。現在のSDBディレクトリ情報を作成したときに出力されたKFPB61231-Iメッセージに,SDBディレクトリ情報長が出力されています。

  • SDBデータベースの定義追加をする場合は,SDBデータベースを格納するRDエリアをpdmodコマンドで作成しておいてください。また,pdmodコマンドの実行時,create rdarea文のglobalbufferオペランドを指定して,グローバルバッファを割り当ててください。

  • SDBデータベースの定義変更で,追加する子レコード型の二次インデクスを新規のRDエリアに格納する場合,および分割格納条件の変更機能を使ってRDエリアを追加する場合は,pdmodコマンドでRDエリアを作成しておいてください。また,pdmodコマンドの実行時,create rdarea文のglobalbufferオペランドでグローバルバッファを割り当ててください。

〈この節の構成〉