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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


2.6 レコードの配置制御(サブページ分割をしない場合)

HiRDB/SDのレコードの配置制御について説明します。HiRDB/SDはレコードを次の表に示すように格納します。

表2‒17 HiRDB/SDのレコードの配置制御(サブページ分割をしない場合)

レコードの配置制御

SDBデータベース種別

4V FMB

4V AFM

SD FMB

  • 同一のルートレコード下のレコードを近傍に配置して格納する。

  • 異なるルートレコード下のレコードをページ内に混在させない。

  • HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)を使用したデータロード時に,ページ内の未使用領域,セグメント内の空きページを設定してレコードを格納できる。

  • レコード実現値ごとに格納するページを切り替え,空きページに格納できる。

  • 1つのレコード実現値でページを占有できる(1件/ページ)。

  • SDBデータベースを操作するAPIによるレコード格納時に,ページ内の未使用領域の比率に従った格納ができる。

×

ルートレコードの格納時に事前割り当てページをあらかじめ確保しておくことで,ルートレコード下のレコードの格納およびレコードの削除を繰り返し実行した場合でも,連続したデータページ内にレコードを配置できる(この機能を事前ページ割り当て機能といいます)。

×

×

(凡例)

○:レコードの配置制御が適用されます。

×:レコードの配置制御は適用されません。

注※

オプションの指定が必要になります。

参考

サブページ分割をする場合の配置制御については,「2.7 レコードの配置制御(サブページ分割をする場合)」を参照してください。

レコード格納時,およびデータロード時の空き領域の作成方法については,「3.2.5 レコード格納時の空き領域の作成(サブページ分割をしない場合)」を参照してください。

SD FMBのSDBデータベースの場合,DMLによるレコードの格納時に空き領域を作成することはできません。

〈この節の構成〉