2.5.13 個別開始実行要求オプションを指定したSDBデータベースの操作【4V FMB,4V AFM】
4V FMBまたは4V AFMのSDBデータベースを操作するAPIで個別開始実行要求オプションを指定すると,UAPから個別開始の要求を行わなくてもSDBデータベースの操作ができます。
個別開始実行要求オプションは次に示すSDBデータベースの操作をする際に指定できます。
-
レコードの検索(FETCH)
-
複数レコードの検索(FETCHDB ALL)
-
レコードの格納(STORE)
-
レコードの一括削除
-
構成情報取得
個別開始実行要求オプションの指定方法については,マニュアル「TP1/Financial Service Platform 使用の手引」の「SDBハンドラ機能」の「個別開始実行要求オプション」を参照してください。
SD FMBのSDBデータベースを操作するDMLでは,個別開始実行要求オプションを指定できません。
- 〈この項の構成〉
(1) 個別開始実行要求オプション指定時の処理の流れ
個別開始実行要求オプションを指定する場合の処理の流れを次の図に示します。
個別開始実行要求オプションを指定しない場合の処理の流れを次の図に示します。
(2) 留意事項
-
個別開始実行要求オプションを指定した場合,UAPからの個別開始の要求は不要になります。ただし,個別開始の処理は実行されるため,個別開始の要求を実行したものとしてメモリ所要量を見積もってください。
-
同一トランザクション内で,個別開始実行要求オプションを指定したSDBデータベースの操作と,個別開始の要求を行うSDBデータベースの操作を混在して実行できます。
-
トランザクション決着しない場合に要求する個別終了については,個別開始実行要求オプションの指定に関係なく要求できます。