Hitachi

DBPARTNER2 Client 操作ガイド


6.1.2 手順ファイルの実行

手順ファイルに登録した値で処理を実行します。このとき,登録内容は表示しないで処理を実行します。実行した手順ファイルは,[手順(B)]−[実行履歴(L)]で表示されるので,そこから選択して実行することもできます。実行履歴,又は参照履歴で表示される内容を削除したい場合は,[手順(B)]−[履歴削除(A)]を実行してください。

手順ファイルの実行では,手順ファイルに登録している内容で実行されます。ただし,未登録の内容がある場合は,表6-3に従って実行されます。

表6‒3 手順ファイルの実行時の動作内容

ダイアログボックス

項目

登録状況

動作内容

[手順ファイルの実行]

コメント

未登録

実行には影響ありません。

登録済み

実行には影響ありません。

[接続先設定]

接続先

未登録

ありえません。

登録済み

登録されている接続先で実行されます。その後の動作は登録内容に従います。

[DBPARTNER2]

表名

未登録

表名を選択してください。

登録済み

登録されている表名で実行されます。

件数制限

未登録

ありえません。

登録済み

登録されている件数で実行されます。

[列設定]

列の設定

未登録

すべての列が仮定され実行されます。

登録済み

登録されている列で実行されます。

列の順序

未登録

データベース中の列の順序で実行されます。

登録済み

登録されている列の順序で実行されます。

ソート設定

未登録

ソートは設定されていないものとして実行されます。

登録済み

登録されているソート設定で実行されます。

集合関数

未登録

集合関数は設定されていないものとして実行されます。

登録済み

登録されている集合関数で実行されます。

更新条件の列

未登録

すべての列を条件として実行されます。

登録済み

登録されている条件で実行されます。

ファイル種別の設定

未登録

指定なしとして動作されます。

登録済み

登録されているファイル種別で抽出が行われます。

[条件設定]

条件式

未登録

条件式の指定は設定されていないものとして実行されます。

登録済み

登録されている条件式で実行されます。

条件式の関連付け

未登録

ANDが仮定され実行されます。

登録済み

登録されている条件式の関連付けで実行されます。

[転送先設定]

転送先

未登録

ありえません。

登録済み

登録されている転送先で実行されます。

ファイル名※2

未登録

ありえません。

登録済み

登録されているファイル名で実行されます。

フォルダ※2

未登録

ありえません。

登録済み

登録されているフォルダで実行されます。

[表定義]

表名

未登録

表名は設定されていないものとして実行されます。

※1

登録済み

登録されている表名で実行されます。

表見出し,表注釈

未登録

表見出し,表注釈は設定されていないものとして実行されます。

登録済み

登録されている内容で実行されます。

[列定義]

列名,列情報

未登録

列名,列情報は設定されていないものとして実行されます。※1

登録済み

登録されている内容で実行されます。

列見出し

未登録

列見出しは設定されていないものとして実行されます。

登録済み

登録されている列見出しで実行されます。

[列詳細定義]

列注釈

未登録

列注釈は設定されていないものとして実行されます。

登録済み

登録されている内容で実行されます。

[格納領域設定]

表の格納領域の設定

未登録

格納領域は設定されていないものとして実行されます。

登録済み

登録されている格納領域で実行されます。

[インデクス定義]

インデクス設定

未登録

インデクスは設定されていないものとして実行されます。

登録済み

登録されているインデクスで実行されます。

[表削除]

削除する表名

未登録

表名は設定されていないものとして実行されます。※1

登録済み

登録されている表名で実行されます。

[SQL入力]

SQL入力

未登録

手順の登録ができません。

登録済み

登録されている内容で実行されます。

可変値

未登録

可変値を使用しないで実行されます。

登録済み

指定した可変値で実行されます。

注※1

手順ファイルを参照して該当する項目を設定してから実行してください。設定しない場合は,エラーになります。

注※2

転送先がファイルの場合です(転送先がシート又はデータベースの場合,ファイル名やフォルダなどは設定しないため)。

〈この項の構成〉

(1) 操作

[手順(B)]−[実行(E)...]メニューを選んで,[手順ファイルの実行]ダイアログボックスを開きます。このダイアログボックスで,手順ファイルを実行します。

(a) ファイル名の入力又は選択

実行するファイル名をキーボードから入力します。また,ファイル名の一覧から選択することもできます。一覧中のファイル名をダブルクリックすると,手順ファイルを実行して,[手順ファイルの実行]ダイアログボックスが閉じます。

(b) フォルダの選択

フォルダの一覧から選択してください。フォルダを選択しないと,表示されている,インストール時に設定した手順ファイルの格納先フォルダになります。

(c) ドライブの選択

ドライブの一覧から選択してください。ドライブを選択しないと,表示されている,インストール時に設定した手順ファイルの格納先のドライブになります。

(d) 入力例

  1. [DBPARTNER2]ウィンドウの[手順(B)]−[実行(E)...]メニューを選びます。

    以前,実行した手順ファイルを実行する場合は[実行履歴(L)]メニューを選んで,手順ファイルを選択してください。

    [図データ]

    [手順ファイルの実行]ダイアログボックスが表示されます。

    ファイル名,ファイルの種類,フォルダ,及びドライブを入力します。

  2. [OK]ボタンをクリックします。

    [手順ファイルの実行]ダイアログボックスが閉じ,実行されます。可変記号を設定したファイルの場合,オプションの設定によって[実行値入力]ダイアログボックスを表示できます。可変記号に対する実行値を入力してください。[実行値入力]ダイアログボックスを表示しない場合は,可変記号を設定するときに設定した初期値が実行値となります。

    ユーザIDとパスワードの入力が必要な場合は,キーボードから入力してください。

コマンドラインからの手順ファイルの実行

コマンドラインに手順ファイル名(格納先のフォルダのパスを含む)を指定して[OK]ボタンをクリックしてください。DBPARTNER2が起動され,指定した手順ファイルが実行されます。例えば,C:\Program Files\HITACHI\DBP2CL\GUIにあるshiire.dpcという手順ファイルを実行したい場合には,コマンドラインに「C:\Program Files\HITACHI\DBP2CL\GUI\Dbpart2.exe C:\Program Files\HITACHI\DBP2CL\GUI\shiire.dpc」と設定してください。手順ファイルをコマンドラインから実行した場合,処理終了後にDBPARTNER2も終了します。

(2) 注意