6.1.1 手順ファイルの登録
ユーザが設定した値を手順ファイルに登録します。
(1) 手順ファイルに登録できる項目
手順ファイルに登録できる項目を表6-2に示します。
(2) 手順ファイルに登録するタイミング
設定した値を手順ファイルに登録するタイミングは次のとおりです。
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すべての情報を登録する
データを抽出する場合は,データの抽出/転送が終了した後,[DBPARTNER2]ウィンドウに戻った時点で登録してください。一つ前で入力したデータ抽出に関するすべての情報が登録されます。
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途中の段階での情報を登録する
すべての情報を登録するのではなく,条件を設定した時点までの情報だけを登録します。この場合は,登録したい情報を指定した時点で登録してください。[データ表示]ウィンドウ,[表定義]ダイアログボックス,又は[表削除]ダイアログボックスだけが表示されていれば登録できます。
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SQLを登録する
SQLを入力した後,登録してください。
(3) 操作
[DBPARTNER2]ウィンドウの[手順(B)]メニューの[手順ファイルの登録]ダイアログボックスで,手順ファイルに登録します。
(a) ファイル名の入力又は選択
登録するファイル名をキーボードから入力します。ファイル名はユーザが任意に決められます。また,ファイル名の一覧から選択することもできます。一覧中のファイル名をダブルクリックすると,手順ファイルを登録して,[手順ファイルの登録]ダイアログボックスが閉じます。
(b) フォルダの選択
フォルダの一覧から選択してください。フォルダを選択しないと,表示されている,インストール時に設定した手順ファイルの格納先フォルダになります。
(c) ドライブの選択
ドライブの一覧から選択してください。ドライブを選択しないと,表示されている,インストール時に設定した手順ファイルの格納先のドライブになります。
(d) コメントの入力
ほかの手順ファイルと区別できるようコメントを付ける場合は,コメントを入力してください。コメントに使える文字は,全角文字,半角文字です。指定できる長さは,最大255バイトです。
付けたコメントを変更する場合は,[手順(B)]−[変更(C)]−[コメント(M)...]メニューで変更してください。コメントを付ける場合は,あらかじめ[ツール]−[オプション(O)]メニューで設定してください。
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[ツール(X)]−[オプション(O)...]メニューを選択して,[オプション設定]ダイアログボックスを表示します。
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[手順の一覧にファイル情報を表示(M)]チェックボックスをオンにします。
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[OK]ボタンをクリックします。
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[手順(B)]−[参照(R)...]メニューで手順ファイルを参照・実行します。
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[手順(B)]−[登録(S)...]メニューを選択し,[手順ファイルの登録]ダイアログボックスを表示します。
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4.で実行した操作を登録します。
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コメントを付けて,登録します。
コメントなしの既存の手順ファイルは,必要に応じて,[手順(B)]−[削除(D)...]メニューで削除してください。
(e) 入力例
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[DBPARTNER2]ウィンドウの[手順(B)]−[登録(S)...]メニューを選びます。
[手順ファイルの登録]ダイアログボックスが表示されます。
オプションでファイル情報を表示する設定をしていない場合は,ファイル情報は表示されません。
ファイル名,ファイルの種類,フォルダ,及びドライブを入力します。
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[OK]ボタンをクリックします。
[手順ファイルの登録]ダイアログボックスが閉じて,登録されます。
- 既存のファイルに再登録する場合
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登録時に既存のファイル名を入力した場合,置き換えてよいかどうかを確認するダイアログボックスが表示されます。
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既存のファイルと置き換える場合は,[はい(Y)]ボタンをクリックします。
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新規にファイルを作成する場合は,[いいえ(N)]ボタンをクリックした後,[手順(B)]メニューから[手順ファイルの登録]ダイアログボックスを開いて,新しいファイル名を入力してください。
- SQLを登録する場合
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SQLを入力した後,[SQL入力]ダイアログボックスの[手順登録]ボタンをクリックすると[手順ファイルの登録]ダイアログボックスが表示されます。
- ダイアログボックス表示中の登録方法
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[DBPARTNER2],[表定義]ダイアログボックス表示中にマウスを右クリックすると,[手順ファイルの登録]メニューが表示されます。選択すると[手順ファイルの登録]ダイアログボックスが表示されるので,それまでの操作を登録できます。
- Client32形式の手順ファイルの登録方法
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情報ファイルの[CatalogOption]セクションにConvertエントリを設定すると,DBPARTNER/Client32(02-04)で参照できる手順ファイルを作成できます。
参照:「2.5 情報ファイルの作成」のCatalogOption
- DBPARTNER2で作成した手順ファイル名を印刷するときの注意
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ファイル名及び拡張子によっては次のように印刷されます。
ファイル名が半角9文字以上の場合:システムが自動的に設定した名称
拡張子が半角4文字以上の場合:4文字目以降切り捨て
(4) 注意
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絞り込み表を含む操作を手順ファイルに登録する場合,最後の条件だけが登録されます。絞り込んでいく過程で設定した条件や作成される表は登録されないので注意してください。
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DBPARTNER/Client(03-00)より前に作成した既存の手順ファイル(設定値ファイル)にコメントを付ける場合は,手順ファイルを再登録する必要があります。コメントを付ける手順については,「(3)(d) コメントの入力」を参照してください。
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可変記号に対する実行値を入力して手順ファイルを実行した後に,再度その操作を手順ファイルに登録すると,実行値は登録されません。
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?パラメタを指定したSQL文を手順ファイルに登録できるのは,接続先が次に示すデータベースのときだけです。
HiRDB
ORACLE
SQL Server
SQL Anywhere
VOS3 XDM/RD(DBS経由)
VOS3 XDM/SD(DBS経由)
VOSK RDB編成ファイル(DBS経由)
VOS1 PDM II E2(DBS経由)
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?パラメタの値にバイナリ形式のデータは設定できません。
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