スケーラブルデータベースサーバ HiRDB ファーストステップガイド(Windows(R)用)
(1) 必要なバックアップファイルを特定します
バックアップファイルには,「5.6 バックアップを取得する」の演習2で取得したバックアップファイルを使用します。バックアップファイル名は,C:\hirdb\pdcopy2\backup12です。
このバックアップを取得したとき以降に出力されたシステムログを格納したアンロードログファイルは,HiRDB Control Managerが自動で選択します。
(2) 現用のシステムログファイルをスワップします
現用のシステムログファイルをスワップします。
- 〈手順〉
- [アンロードログ管理]−[システムログのスワップ]を選択してください。
- 【システムログのスワップ】ボックスが表示されます。
各項目を次のように設定して,「実行」ボタンをクリックしてください。
HiRDBシステム:HRD1(10.210.35.24_20293)
サーバ:sds01
- 現用ファイルのスワップが終了したら,「キャンセル」ボタンをクリックしてください。
(3) システムログのアンロード処理が終了したことを確認します
スワップしたシステムログファイルがアンロードされたことを確認します。
- 〈手順〉
- [システムステータス]−[HRD1(10.210.35.24_20293)]を選択してください。
- 【システムステータス】ボックスが表示されます。
「sds01」の詳細情報から,「システムログファイル詳細」ボタンをクリックして,すべてのシステムログファイルが「アンロード済み」であることを確認してください。アンロード待ちのシステムログがある場合,少し時間をおいてから確認してください。
(4) マスタディレクトリ用RDエリアを最新の状態に回復します
マスタディレクトリ用RDエリアを回復します。
- [リカバリ]−[カスタマイズ]を選択してください。
- 【リカバリ カスタマイズ】ボックスが表示されます。
「回復単位」タブ,および「ファイル種別」タブのページで次のように設定して,「確認画面へ」ボタンをクリックしてください。
回復単位
回復単位:RDエリア単位
HiRDBシステム:HRD1(10.210.35.24_20293)
ユニット:unt1
サーバ:sds01
RDエリア:RDMAST
ファイル種別
ファイル種別:通常ファイル
ホスト名:s10380720
バックアップファイル名:c:\hirdb\pdcopy2\backup12
システムログファイルを使用する:チェック
自動ログアンロード:チェック
- 指定した条件を確認して問題なければ,「実行」ボタンをクリックしてください。リカバリ処理が始まります。
- マスタディレクトリ用RDエリアが回復されます。
(5) データディレクトリ用RDエリアなどをバックアップ取得時点に回復します
次に示すRDエリアをバックアップ取得時点に回復します。
- データディレクトリ用RDエリア:RDDIRT
- データディクショナリ用RDエリア:RDDICT
- データディクショナリLOB用RDエリア(ソース格納用):DIC_RTN_SRC
【リカバリ カスタマイズ】ボックスの各ページの指定を次のように変更して,データベースを回復してください。
- 回復単位
- RDエリア:RDDIRT,RDDICT,DIC_RTN_SRC
- ファイル種別
- 自動ログアンロード:チェックを外す
(6) マスタディレクトリ用RDエリア以外のRDエリアを最新の状態に回復します
マスタディレクトリ用RDエリア以外のRDエリアを回復します。
【リカバリ カスタマイズ】ボックスの各ページの指定を次のように変更して,データベースを回復してください。
- 回復単位
- RDエリア:RDMAST以外のすべて
- ファイル種別
- 自動ログアンロード:チェック
(7) データディクショナリLOB用RDエリア(オブジェクト格納用)を最新の状態に回復します
データディクショナリLOB用RDエリア(オブジェクト格納用)を回復します。このマニュアルでは,ストアドプロシジャまたはストアドファンクションを登録していないので,実施する必要はありません。
All Rights Reserved. Copyright (C) 1999, 2004, Hitachi, Ltd.