スケーラブルデータベースサーバ HiRDB ファーストステップガイド(Windows(R)用)

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5.7.1 演習1(全RDエリアをバックアップ取得時点に回復する

データベースを格納しているディスクに障害が発生しました。全RDエリアをバックアップ取得時点の状態に回復します。

<この項の構成>
(1) ディスクを交換します
(2) pdfmkfsコマンドでHiRDBファイルシステム領域を初期設定します
(3) RDエリアの回復に必要なファイルを準備します
(4) 全RDエリアをバックアップ取得時点に回復します

(1) ディスクを交換します

障害が発生したディスクを交換します。この演習では実際に交換はしません。交換したと仮定して以降の作業を行います。

(2) pdfmkfsコマンドでHiRDBファイルシステム領域を初期設定します

pdfmkfsコマンドでHiRDBファイルシステム領域を初期設定します。pdfmkfsコマンドで指定するオプションは,RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域を前回作成したときと同じにしてください。

簡易セットアップツールの「小規模」でセットアップした場合,これは次のコマンドになります。

 
pdfmkfs -r  -n 45 -l 30 -e 1 -k SYS -i "C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys011"
 
pdfmkfs -r  -n 45 -l 30 -e 1 -k SYS -i "C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys012"
 
pdfmkfs -r  -n 45 -l 30 -e 1 -k SYS -i "C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys013"
 
pdfmkfs -r  -n 45 -l 30 -e 1 -k SYS -i "C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys014"
 
pdfmkfs -r  -n 45 -l 30 -e 1 -k SYS -i "C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys015"
 
pdfmkfs -r  -n 45 -l 30 -e 1 -k SYS -i "C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys016"
 

なお,この演習では実際にpdfmkfsコマンドを実行しません。実行したと仮定して以降の作業を行います。

(3) RDエリアの回復に必要なファイルを準備します

RDエリアの回復に必要なファイル(データベース回復ユティリティの入力情報ファイル)は次のとおりです。

(4) 全RDエリアをバックアップ取得時点に回復します

〈手順〉
  1. [リカバリ][ウィザード]を選択してください。

    [図データ]

  2. 【リカバリウィザード−回復対象の指定】ボックスが表示されます。
    各項目を次のように設定して,「次へ」ボタンをクリックしてください。
    回復単位:HiRDBシステム単位
    HiRDBシステム:HRD1(10.210.35.24_20293)

    [図データ]

  3. 【リカバリウィザード−確認】ボックスが表示されます。
    設定した条件を確認して,問題がなければ「実行」ボタンをクリックしてください。リカバリ処理が始まります。

    [図データ]