3.6.2 接続先データベース定義ファイルでの設定項目
ファイルには,データベース種別定義ブロックがあり,データベース種別定義ブロックの中で,データベース名定義ブロックを指定します。
- 〈この項の構成〉
(1) データベース種別定義ブロック
データベース種別,及びデータベース名定義ブロックを設定します。
次に,データベース種別を設定する項目について説明します。データベース名定義ブロックについては,「3.6.2(1)(a) データベース名定義ブロック」を参照してください。
- データベース種別名(指定必須)
-
データベース種別を指定するブロックの名称です。アプリケーションでは,データベースに接続時にこの名称を使用します。
データベース種別名には,ファイル内でユニークな名称を付けてください。23文字まで指定できます。2バイト文字,半角カタカナ文字は使用しないでください。
- DBTYPE=データベース種別(指定必須)
-
データベース種別を指定します。
- データベース種別
-
次の文字列を指定してください。
使用するデータベース
指定内容
HiRDBにアクセスする場合
HIRDB
Oracleにアクセスする場合
ORACLE7
RDA Link for Gateway経由で
メインフレーム系データベースにアクセスする場合
RDALINK※
Database Connection Server経由で
メインフレーム系データベースにアクセスする場合
DBCONNECTSVR
- 注※
-
AIX及びLinuxでは指定できません。
(a) データベース名定義ブロック
このブロックで指定する項目は,データベース種別によって異なります。
RDA Link for Gateway経由でデータベースにアクセスする場合は,ここでデータベース種別を指定します。
次に,データベース名定義ブロックで設定できる項目について説明します。
- データベース名
-
接続先データベースごとに指定する,データベースの接続情報(ホスト名,ポート番号など)を指定するブロックの名称です。アプリケーションでは,データベース接続時にこの名称を指定します。
データベース名には,データベース種別定義ブロック内でユニークな名称を付けてください。23文字まで指定できます。2バイト文字,半角カタカナ文字は使用しないでください。
- ◆HiRDBを使用する場合
-
HiRDBを使用する場合,DBHOST及びDBNAMEは必ず指定してください。
- DBHOST=データベースのホスト名
-
接続するHiRDBが存在するホスト名称を指定します。指定を省略する場合は,HiRDBの環境変数PDHOSTで指定した値になります。
HiRDBクライアント環境変数使用時,及びHiRDB環境変数グループ使用時は次のように設定してください。
- HiRDBクライアント環境変数使用時
-
DBHOST=区切り文字+HiRDBクライアント環境変数=値+区切り文字+HiRDBクライアント環境変数=値
HiRDBクライアント環境定義の環境変数を指定するとき区切り文字としてDABroker環境変数DAB_HIRDB_DBINF_ESCで指定した1バイトが区切り文字となります。
DAB_HIRDB_DBINF_ESCの指定がない場合は@が区切り文字となります。
@を区切り文字としたときの例を次に示します。
DBHOST=@PDHOST=host@PDNAMEPORT=20000
- 注意事項
-
-
HiRDBで指定できる環境変数以外を指定した場合の動作は保証しません。
-
環境変数の指定値はDABrokerではエラーチェックを行わないため,環境変数に誤りがある場合はHiRDBのエラーとなります。
-
この機能を使用する場合,従来DABrokerで設定していた,PDUSER,PDCLTAPNAME,PDHOST,PDNAMEPORTは設定されません。
-
指定値の中の空白 # " ' はサポートしていません。指定した場合の動作は保証しません。
-
- HiRDB環境変数グループ使用時
-
DBHOST=区切り文字+DABENVGRP=HiRDB環境変数グループ
DABroker環境変数DAB_HIRDB_DBINF_ESC環境変数で指定した1バイトが区切り文字となります。DAB_HIRDB_DBINF_ESCの指定がない場合は@が区切り文字となります。
@を区切り文字としたときの例を次に示します。
DBHOST=@DABENVGRP=XXXX
接続時にHiRDB環境変数グループ識別子XXXXを指定します。
- 注意事項
-
-
HiRDB環境変数グループの指定値はDABrokerではエラーチェックを行わないため,HiRDB環境変数グループに誤りがある場合はHiRDBのエラーとなります。
-
この機能を使用する場合,従来DABrokerで設定していた,PDUSER,PDCLTAPNAME,PDHOST,PDNAMEPORTは設定されません。
-
指定値の中の空白 # " ' はサポートしていません。指定した場合の動作は保証しません。
-
DBHOST=@DABENVGRP=XXXX以外を指定しないでください。
-
- DBNAME=データベースのポート番号
-
接続するHiRDBが使用するポート番号を指定します。指定を省略する場合は,HiRDBの環境変数PDNAMEPORTで指定した値になります。
DBHOSTとしてHiRDBクライアント環境変数,又はHiRDB環境変数グループ使用時の設定をした場合は,次のように設定してください。
DBNAME=DAB_HIRDBENV
- USRID=ユーザID
-
データベースにアクセスするユーザIDを指定します。
アプリケーションでユーザIDの指定が省略された場合,ここで指定したユーザIDでデータベースにアクセスします。
なお,指定できる文字列の規則については,使用するデータベースのマニュアルを参照してください。
- PASSWD=パスワード
-
データベースにアクセスするユーザIDのパスワードを指定します。
アプリケーションでパスワードの指定が省略された場合,ここで指定したパスワードでデータベースにアクセスします。
なお,指定できる文字列の規則については,使用するデータベースのマニュアルを参照してください。
- ◆ORACLEを使用する場合
-
- DBNAME=ORACLEのリスナー名
-
SQL*NET経由で接続するORACLEのリスナー名称を指定します。
リモートアクセスをしない場合はここでの指定を省略してください。
- USRID=ユーザID
-
データベースにアクセスするユーザIDを指定します。
アプリケーションでユーザIDの指定が省略された場合,ここで指定したユーザIDでデータベースにアクセスします。
なお,指定できる文字列の規則については,使用するデータベースのマニュアルを参照してください。
- PASSWD=パスワード
-
データベースにアクセスするユーザIDのパスワードを指定します。
アプリケーションでパスワードの指定が省略された場合,ここで指定したパスワードでデータベースにアクセスします。
なお,指定できる文字列の規則については,使用するデータベースのマニュアルを参照してください。
- ◆RDA Link for Gateway経由でメインフレーム系データベースを使用する場合
-
- DBTYPE=データベース種別(指定必須)
-
データベース種別を指定します。
データベース種別
次の文字列を指定してください。
使用するデータベース
指定内容
VOS3 XDM/RDにアクセスする場合
XDMRD
VOSK SQL/Kにアクセスする場合
SQLK
VOS1 RDB1 E2にアクセスする場合
RDB1
- DBNAME=RDA Link for Gatewayの分散定義ファイル名称
-
RDA Link for Gatewayの分散定義ファイル名称を指定します。
- USRID=ユーザID
-
データベースにアクセスするユーザIDを指定します。
アプリケーションでユーザIDの指定が省略された場合,ここで指定したユーザIDでデータベースにアクセスします。
なお,指定できる文字列の規則については,使用するデータベースのマニュアルを参照してください。
- PASSWD=パスワード
-
データベースにアクセスするユーザIDのパスワードを指定します。
アプリケーションでパスワードの指定が省略された場合,ここで指定したパスワードでデータベースにアクセスします。
なお,指定できる文字列の規則については,使用するデータベースのマニュアルを参照してください。
- ◆Database Connection Server経由でメインフレーム系データベースを使用する場合
-
- DBTYPE=データベース種別(指定必須)
-
データベース種別を指定します。
データベース種別
次の文字列を指定してください。
使用するデータベース
指定内容
VOS3 XDM/RDにアクセスする場合
XDMRD
VOS3 XDM/SDにアクセスする場合
XDMSD
VOSK SQL/Kにアクセスする場合
SQLK
VOS1 PDM II E2にアクセスする場合
VOS1PDM
VOS1 RDB1 E2にアクセスする場合
RDB1
VOSK スプールファイルにアクセスする場合
VOSKSPOOL
- DBNAME=Database Connection Serverのデータベース識別子
-
接続するDatabase Connection Serverのデータベース識別子(RDノード名称)を指定します。
- DBHOST=コネクションマルチ名
-
USERIDのユーザが使用する,コネクションマルチ定義に設定したコネクションマルチ名を指定します。
- SNDBUF=送信するデータバッファのサイズ
-
Database Connection Server側へ送信するデータバッファのサイズを指定します。
指定できる範囲は,64〜2097151(キロバイト)です。
- RCVBUF=受信するデータバッファのサイズ
-
Database Connection Server側から受信するデータバッファのサイズを指定します。
指定できる範囲は,64〜2097151(キロバイト)です。
- USRID=ユーザID
-
データベースにアクセスするユーザIDを指定します。
アプリケーションでユーザIDの指定が省略された場合,ここで指定したユーザIDでデータベースにアクセスします。
なお,指定できる文字列の規則については,使用するデータベースのマニュアルを参照してください。
- PASSWD=パスワード
-
データベースにアクセスするユーザIDのパスワードを指定します。
アプリケーションでパスワードの指定が省略された場合,ここで指定したパスワードでデータベースにアクセスします。
なお,指定できる文字列の規則については,使用するデータベースのマニュアルを参照してください。