uCosminexus DocumentBroker Object Loader Version 3

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2.4 DocumentBroker Object Loaderの環境変数の設定

ここでは,DocumentBroker Object Loaderの環境変数の設定について説明します。

<この節の構成>
(1) 環境変数の設定(UNIXの場合)
(2) 環境変数ファイルの設定(Windowsの場合)

(1) 環境変数の設定(UNIXの場合)

(a) 環境変数の設定場所

環境変数は,各サーバマシンのログインシェル環境に合わせて次のファイルに設定してください。

なお,「$HOME」は,ログインユーザのホームディレクトリを示します。

(b) 設定する環境変数の種類

OBJLOADERDIR
環境変数「OBJLOADERDIR」には,DocumentBroker Object Loaderの実行環境を作成したディレクトリを設定してください。

PATH
環境変数「PATH」には,「:(OBJLOADERDIRに設定したディレクトリ)/bin」を追加してください。

LIBPATH
環境変数「LIBPATH」には,関連プログラムのディレクトリを設定します。次の値を追加してください。
  • (OBJLOADERDIRに設定したディレクトリ)/lib
  • (HCCLibのインストールディレクトリ)/lib
  • (HiRDBのインストールディレクトリ)/client/lib
  • (HiRDB Adapter for XMLのインストールディレクトリ)/lib※1
  • (DABrokerのインストールディレクトリ)/lib
  • (DocumentBrokerサーバのインストールディレクトリ)/lib
  • /opt/hitachi/common/lib
  • /opt/hitachi/xpk/lib※1
  • /usr/lib※2
  • /lib※2
注※1
プロパティマッピングをしてXML文書を登録する場合またはインデクスファイルを作成してXML文書を登録する場合に必要です。
注※2
AIXの共用ライブラリのディレクトリです。

NLSPATH
環境変数「NLSPATH」には,「:(DocumentBroker Object Loaderのインストールディレクトリ )/adm/%L/%N」を追加してください。

TMPDIR
XML文書登録用の一時ファイル作成用のディレクトリを指定してください。ディレクトリは,XML文書の文書サイズ以上の空きがある格納先を指定してください。一時ファイルについては,「2.8.1(2)(f) 一時ファイルについて」を参照してください。
オブジェクトローダ実行時,一時保管ディレクトリに一時ファイルを作成します。一時ファイルの作成に失敗した場合は,ワーニングメッセージ(KMBV11078-W)が出力されます。文書登録後に一時ファイルは削除されます。

XMLBRKDIR
プロパティマッピングをしてXML文書を登録する場合またはインデクスファイルを作成してXML文書を登録する場合,HiRDB Adapter for XMLのインストールディレクトリを指定してください。

(2) 環境変数ファイルの設定(Windowsの場合)

Windowsの場合,必要に応じて,入力ファイル生成ユティリティ,オブジェクトローダおよびオブジェクトエクスポートの実行に関する情報を環境変数ファイル(NTconfig.ini)の次のパラメタに設定します。

_HIEDMS_TRACE_DIR
トレースログファイルの出力先ディレクトリを設定します。

_HIEDMS_TRACE_NUM
トレースの出力情報がトレースファイルのサイズの上限を超えた場合,トレースの出力先を別のファイルに切り替えられます。この場合の切り替えるファイル数を設定します。

_HIEDMS_TRACE_SIZE
トレースを出力するファイルのサイズを設定します。

_HIEDMS_TRACE_LEVEL
トレースの出力レベルを設定します。

TMPDIR
XML文書登録用の一時保管ディレクトリを指定します。
これは,オブジェクトローダの実行で,必要に応じて設定するパラメタです。

 

入力ファイル生成ユティリティの実行での,環境変数ファイルの各パラメタの設定内容については,「3.5 環境変数ファイル(Windowsの場合)」を参照してください。

オブジェクトローダの実行での,環境変数ファイルの各パラメタの設定内容については,「4.6 環境変数ファイル(Windowsの場合)」を参照してください。

オブジェクトエクスポートの実行での,環境変数ファイルの各パラメタの設定内容については,「5.7 環境変数ファイル(Windowsの場合)」を参照してください。