uCosminexus DocumentBroker Object Loader Version 3

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2.3 DocumentBrokerサーバ側の設定

ここでは,DocumentBrokerサーバ側で必要な環境設定について説明します。

<この節の構成>
(1) 環境変数の設定
(2) XML文書を登録する場合の認可識別子

(1) 環境変数の設定

(a) 環境変数の設定場所

UNIXの場合
環境変数は,各サーバマシンのログインシェル環境に合わせて次のファイルに設定されています。なお,「$HOME」は,ログインユーザのホームディレクトリを示します。
  • ボーンシェル環境のとき
    $HOME/.profile
  • Cシェル環境のとき
    $HOME/.cshrcまたは$HOME/.login

Windowsの場合
環境変数は,「コントロールパネル」にある「システム」に設定されています。
(b) 確認する環境変数

DocumentBrokerサーバがインストール済みの場合は,次の環境変数が設定されているか確認してください。

UNIXの場合
  • LANG
    使用する文字コードセットを設定します。使用できる文字コードセットは,Shift-JIS,UTF-8またはASCIIです。
    使用する文字コード種別がShift-JISの場合
    設定する値は「Ja_JP」です。
    使用する文字コード種別がUTF-8の場合
    使用する言語に合わせて適切な値を設定してください。
    ただし,文書空間で使用する文字コード種別に関係なく,ASCIIコードのデータだけを扱う英語環境の場合は,「C」を設定してください。
    なお,この環境変数に設定する値によって,メッセージの言語種別が変わります。「Ja_JP」を設定した場合は,日本語のメッセージが出力されます。「Ja_JP」以外を設定した場合は,英語のメッセージが出力されます。 
  • TZ
    マシン時間のタイムゾーンを設定します。設定する値は「JST-9」です。
  • DOCBROKERDIR
    DocumentBrokerサーバの実行環境を作成したディレクトリを設定してください。
  • PSALLOC
    環境変数「PSALLOC」には,「early」を指定してください。
  • NODISCLAIM
    環境変数「NODISCLAIM」には,「true」を指定してください。

Windowsの場合
  • DOCBROKERDIR
    DocumentBrokerサーバのインストールディレクトリが設定されていることを確認してください。

(2) XML文書を登録する場合の認可識別子

XML文書を登録する場合,docspace.iniに指定された認可識別子を使用します。そのため,HiRDB Text Search Plug-inの所有者を変更した場合は,変更した所有者をdocspace.iniのPdTSPluginOwnerに指定してください。

docspace.iniは,次のディレクトリに格納されています。

UNIXの場合
(環境変数DOCBROKERDIRに設定したディレクトリ)/etc/docspace.ini

Windowsの場合
(環境変数DOCBROKERDIRに設定したディレクトリ)\etc\docspace.ini