JP1/ServerConductor/Deployment Manager
Webサーバ for DPMの上書きインストールについて説明します。
- <この項の構成>
- (1) バージョン08-50より前からの上書きインストール
- (2) バージョン08-50以降からの上書きインストール
(1) バージョン08-50より前からの上書きインストール
バージョン08-50より前のWebサーバ for DPMから,本バージョンのWebサーバ for DPMへアップグレードを行う場合は,以下の手順に従って旧バージョンのWeb サーバ for DPMとTomcat,JRE(TM)をアンインストール後,本製品添付のWebサーバ for DPMとTomcat,およびJRE(TM)をインストールする必要があります。
- お持ちのバージョンのマニュアルに記載されているアンインストール手順に従って,Web サーバ for DPMとTomcatをアンインストールしてください。
- 旧バージョンのJRE(TM)をアンインストールしてください(本作業は省略できます)。
- 本バージョン製品がサポートするJRE(TM)をインストールしてください。
- 「1.2.1 Web サーバ for DPM のインストール」の手順に沿って,Webサーバ for DPMをインストールしてください。
- 「1.2.2 データベースのインストール」の手順に沿って,データベースをインストールしてください。
- 「1.6.3 管理サーバ for DPMの上書きインストール」の手順に沿って,管理サーバ for DPMの上書きインストールをしてください。
- Webコンソールから管理サーバ for DPMを再登録してください。設定方法については,「1.4.1 管理サーバの登録」を参照してください。
(2) バージョン08-50以降からの上書きインストール
バージョン 08-50以降のWebサーバ for DPMの上書きインストール手順について説明します。
- 【注意!】
- インストーラ形式の実行ファイルを使用してインストールされたTomcatに対して,インストールCD-ROMに収録されているTomcatを上書きインストールすることはできません。インストールCD-ROMを使用してTomcatのバージョンアップを行う場合はTomcatをアンインストールしてからインストールしてください。
- Webサーバ for DPMの上書きインストール時に,Tomcatが一時停止します。
- Webサーバ for DPMを上書きインストールする場合は,事前に前提となるJREがインストールされている必要があります。
- Tomcat 6.0がインストール済みの環境で,Tomcatが使用するJRE(TM)のバージョンおよびUpdata番号を変更する場合は,「Apache Tomcat」サービスを停止した後に,下記のレジストリを編集後,「Apache Tomcat」サービスを再起動する必要があります。
- (例)JRE(TM) 1.4.2_03からJRE(TM) 6 Update 21に変更する場合
- レジストリ:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Apache Software Foundation\Procrun 2.0\Tomcat6\Parameters\Java\Jvm
- [変更前]“C:\Program Files\Java\j2re1.4.2_03\bin\client\jvm.dll”
- [変更後]“C:\Program Files\Java\jre6\bin\client\jvm.dll”
- 既に導入しているWebサーバ for DPMのバージョンによっては前提となるJREのバージョンが本バージョンと異なります。そのような場合には新しいJREをインストールしてTomcatのレジストリを変更した後,TomcatおよびWebサーバ for DPMの上書きインストールを実行してください。
- DPMのプログラムのCD-ROM(1/2)をCD-ROMドライブにセットします。「JP1/ServerConductor/Deployment Manager Setup」画面から「Webサーバ for DPM」を選択します。
- 「インストール方法の選択」画面が表示されます。
「Tomcat」「Webサーバ for DPM」のうち,上書きインストールを行いたい項目をチェックして「OK」ボタンをクリックしてください。「キャンセル」ボタンをクリックすると「JP1/ServerConductor/Deployment Manager Setup」画面に戻ります。
- 【注意!】
- すでにDPMがサポートするTomcatがインストールされている場合は,カスタムインストールを使用して必要なコンポーネントのインストールを行ってください。
- Tomcatを上書きインストールする場合はApache Tomcatサービスを停止してから実行してください。
- 本製品に同梱しているTomcatより新しいTomcat 6.0.XXを「1.2.1(3) Tomcat 6.0.XXのインストール」記載の手順によりインストールしている場合は,「カスタムインストール」を選択し,「Tomcat 6.0.20」のチェックを外してください。
- 以降に表示されるメッセージは選択した項目により順序が異なります(チェックをした項目内で上から順番にインストールされます)。ここでは標準上書きインストールの説明を行います。
- 「確認」画面が表示されますので「はい」ボタンをクリックします。
- Tomcatのインストールが開始するので以下の画面が表示されたら,「はい」ボタンをクリックします。
- Tomcatのインストールが完了すると,以下の「確認」画面が表示されるので「OK」ボタンをクリックします。
- Tomcatのインストールが終了すると,続いて「Webサーバ for DPM」のインストーラが起動し「セットアップタイプ」画面が表示されるので「上書きインストール」にチェックをし「次へ」ボタンをクリックしてください。
- 確認画面が表示されるので「OK」ボタンをクリックします。
- 自動的に処理が進み「Webサーバ for DPM 環境設定ツール」画面が表示されます。「Webサーバ for DPM」が使用するメモリの設定を行います。Webサーバが使用するメモリ量を入力して「設定」ボタンをクリックしてください。
- 【ヒント】
- 初期メモリ量と最大メモリ量は,128〜512の範囲の値を設定してください。
- 初期メモリ量と最大メモリ量の設定は,Webサーバの「スタート」メニュー→「プログラム」(または「すべてのプログラム」)→「ServerConductor」→「DeploymentManager」→「webconfig」から変更できます。
- Webサーバサービス(Apache Tomcat)の再起動を求めるメッセージが表示されるので,「はい」ボタンをクリックします。
- 「Webサーバサービス(Apache Tomcat)の再起動に成功しました」と表示されるので「OK」ボタンをクリックします。
- インストールが完了し,「メンテナンスの完了」画面が表示されるので「完了」ボタンをクリックします。
- 【ヒント】
- インストール完了後,「スタート」メニューに「ServerConductor」→「DeploymentManager」が登録されます。
- 「Webサーバ for DPM」のインストール完了後,Java Plug-inの設定を行います。本編「1.2.1(1) Webサーバ for DPMの標準インストール」12.〜18.を参照して設定を行ってください。
以上でWebサーバ for DPMの上書きインストールは完了です。
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