JP1/ServerConductor/Deployment Manager
DPMは以下の7要素から構成されます。管理サーバとWeb サーバ,Webコンソールは,同一コンピュータでも,それぞれが異なるコンピュータでも動作します。
- Webサーバ
管理サーバとWebコンソール/コマンドラインを接続し処理の受け渡しを行います。
- 管理サーバ
コンピュータの管理を行い,Webコンソールからの指示によりコンピュータへ処理を実行します。
- データベースサーバ
管理サーバの構成情報を,データベースを使用して管理します。
- Webコンソール
管理サーバが管理しているコンピュータの状況確認や,コンピュータへの処理を実行します。
- コマンドライン
コマンドの実行を行うことにより,管理サーバが管理しているコンピュータの状況確認や,コンピュータへの処理を実行します。
管理サーバにはインストールは不要です(管理サーバ for DPMをインストールする際,同時にインストールされます)。
- イメージビルダー(リモートコンソール)用コンピュータ
ディスク複製用のパラメータファイルなどを作成し管理サーバへ送るツールです。
管理サーバにはインストールは不要です(管理サーバ for DPMをインストールする際,同時にインストールされます)。
- コンピュータ
DPMによって管理されるコンピュータです。
管理するコンピュータの情報を取得するためにクライアントサービス for DPMのインストールが必要です。
- 【重要!】
- 以下のDPMコンポーネントは,バージョンとレビジョンを統一して使用してください。
・Webサーバ for DPM
・データベース
・管理サーバ for DPM
・クライアントサービス for DPM※1
・イメージビルダー(リモートコンソール)
・コマンドライン for DPM
※1 一部に制限がありますが,旧バージョンのクライアントサービス for DPMをインストールしたコンピュータを,管理対象とする運用をサポートします。詳細は,「3.15 管理サーバ for DPMとクライアントサービス for DPMのバージョンが異なる環境で運用する場合」を参照してください。
- Windows Server 2008 x64およびWindows Server 2008 R2上に管理サーバを構築する場合は,以下のコンポーネントを必ず同じコンピュータにインストールしてください。
・Webサーバ for DPM
・データベース
・管理サーバ for DPM
- 次のDPMコンポーネントはドメインコントローラ上の動作は対応していませんので,インストールしないでください。また,DPMコンポーネントをインストール後にドメインコントローラへ昇格しないでください。
・Webサーバ for DPM
・データベース
・管理サーバ for DPM
・イメージビルダー(リモートコンソール)
・コマンドライン for DPM
・Webコンソール
- ドメインコントローラを管理対象としたバックアップ/リストアは,対応していません。また,ディスク複製インストール機能を用いてドメインコントローラをセットアップすることはできません。
- Microsoft Cluster Service環境(Microsoft Failover Cluster環境も含む)は対応していません。
DPMをインストールする前に必要な設定について以下に説明します。セットアップを始める前によくお読みください。
- <この節の構成>
- 1.1.1 Webサーバ for DPMを使用するための前提条件について
- 1.1.2 データベースを使用するための前提条件について
- 1.1.3 管理サーバ for DPMを使用するための前提条件について
- 1.1.4 Webコンソールを使用するための前提条件について
- 1.1.5 DPMで管理対象となるコンピュータの前提条件について
- 1.1.6 イメージビルダー(リモートコンソール)を使用するための前提条件について
- 1.1.7 コマンドライン for DPMを使用するための前提条件について
- 1.1.8 ネットワーク環境の設定について
- 1.1.9 常駐サービスについて
- 1.1.10 SQL Server混在環境について
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