JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 設計・構築ガイド

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5.5 共有ディスク上の共有データフォルダを変更する(マネージャサービスをクラスタ構成にしている場合)

共有ディスク上に作成した共有データフォルダのパスを変更する手順を次に示します。この操作は,すべて実行系サーバで実施します。

注意
  • 共有ディスク上に作成した共有データフォルダのパスを変更する場合,あらかじめ変更前の共有データフォルダに格納されているファイルを,変更後の共有データフォルダに同じフォルダ構成でコピーしておいてください。
  • 共有ディスク上に作成した共有データフォルダは,共有ディスクとして登録した物理ディスクリソースの所有者からだけアクセスできます。また,共有ディスクリソースがオンラインとなっている場合だけ,アクセスできます。
    共有ディスクリソースの所有者を調べるには,クラスタアドミニストレータを起動して,クラスタグループを選択し,左ペインにある共有ディスクの所有者を確認してください。Windows Server 2008の場合は,フェールオーバークラスタ管理またはフェールオーバークラスタマネージャーを起動して,クラスタの下の「サービスとアプリケーション」からクラスタ名を選択して,現在の所有者を確認してください。Windows Server 2012の場合は,フェールオーバークラスタマネージャーを起動して,クラスタ名を選択し,現在の所有者を確認してください。
  1. 実行系サーバのマシンにログインする
  2. クラスタアドミニストレータを起動する
    Windows Server 2008の場合は,フェールオーバークラスタ管理またはフェールオーバークラスタマネージャーを起動してください。Windows Server 2012の場合は,フェールオーバークラスタマネージャーを起動してください。
  3. 共有ディスクが登録されているクラスタグループを選択し,物理ディスクリソースについて次のことを確認する
    • 物理ディスクリソースの所有者が実行系のノードになっていること
    • 物理ディスクリソースがオンラインになっていること
    Windows Server 2008の場合は,クラスタの下の「サービスとアプリケーション」からクラスタ名を選択し,右ペインで次のことを確認してください。
    • 現在の所有者が実行系のノードになっている
    • 共有ディスクがオンラインになっている
      オフラインになっている場合は,オンラインにします。
    Windows Server 2012の場合は,クラスタ名を選択し,右ペインのクラスタ名のプロパティから[詳細なポリシー]タブで次のことを確認してください。
    • 現在の所有者が実行系のノードになっている
    また,クラスタの下の[記憶域]−[ディスク]で次のことを確認してください。
    • 共有ディスクがオンラインになっている
      オフラインになっている場合は,オンラインにします。
  4. 環境設定ユティリティを起動する
    環境設定ユティリティの起動方法については,「4.5.1 環境設定ユティリティの起動」を参照してください。
  5. [マネージャサービス]タブを選択し,[詳細設定]ボタンをクリックする
  6. [クラスタ設定]タブを選択する
  7. [フォルダパスを下記に変更する]チェックボックスをONにし,変更後の共有データフォルダのパスを指定する

    [図データ]

  8. 環境設定ユティリティを終了する