JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド

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9.6.5 インベントリ情報から取得する項目を追加する

ここでは,資産情報の管理項目に,システム情報の「BIOSバージョン」を追加する場合を例に,引き当て項目を設定する手順を説明します。

引き当て項目を設定する手順を次に示します。

  1. 業務メニュー「インベントリ情報の引き当て」をクリックすると表示されるインベントリ情報の引き当て画面で,「資産情報.固有情報Field128-1」の[参照]ボタンをクリックする。
    [インベントリ情報の引き当て 引き当て項目一覧]ダイアログが表示されます。
    Asset Information Managerの管理項目に対して,引き当てられる項目が表示されます。なお,管理項目に応じて,表示される項目は異なります。
    • 「設定しない」
      インベントリ情報から取得した項目を引き当てない場合に選択します。
    • 「システム構成情報」
      システム構成情報の項目を登録したい場合に選択して,プルダウンから項目を選択します。
    • 「システム情報」
      システム情報の項目を登録したい場合に選択して,プルダウンから項目を選択します。
    • 「ユーザインベントリから取得」
      ユーザインベントリ情報の項目を登録したい場合に選択して,ユーザインベントリ情報の項目名を指定します。
    • 「レジストリ情報から取得」
      レジストリ情報の項目を登録したい場合に選択して,レジストリ取得項目の項目名を指定します。
    • 「固定値」
      インベントリ情報の内容に関係なく,固定の情報を登録したい場合に選択して,値を指定します。
  2. 「引き当て項目」に表示された項目から,「システム情報」を選択する。
  3. プルダウンから「BIOSバージョン」を選択する。
  4. [決定]ボタンをクリックする。
    [インベントリ情報の引き当て 引き当て項目一覧]ダイアログが閉じて,「引き当て項目」の欄に「BIOSバージョン」が指定されます。
  5. [更新]ボタンをクリックする。
    引き当ての設定が有効になります。

追加した情報を操作画面で参照できるようにするには,管理項目編集および業務フィルターでの設定が必要です。

資産情報の「固有情報Field128-1」を管理項目に追加する方法,および名称を変更する方法については,「9.2 管理項目の変更(管理項目編集)」を参照してください。

また,追加した管理項目の情報を参照するための操作画面の変更については,「9.3 ユーザ権限に応じた操作画面の変更(業務フィルター)」を参照してください。

固有情報Codeにインベントリ情報から取得する項目を追加するには
固有情報Code-1〜固有情報Code-12に引き当てる項目を追加するには,あらかじめ該当するクラスのプロパティに,引き当てるコードを追加しておいてください。引き当てるコードが定義されていない場合は,[インベントリ情報の引き当て 引き当て項目一覧]ダイアログに「コード」が非活性で表示されます。
コードの追加方法については,マニュアル「運用ガイド」の「4.8.1 コードを追加する」を参照してください。
なお,インベントリ情報の登録時に,JP1/NETM/DMから取得した情報に該当するコードがない場合は,NULLが設定されます。このとき,既存の情報がある場合も上書きされます。