JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド

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4.1.1 前提プログラム

Asset Information Managerを運用するために必要なサーバ側およびクライアント側の前提プログラムについて次に示します。

<この項の構成>
(1) サーバ側の前提プログラム
(2) クライアント側の前提プログラム
(3) メール通知を使用するための前提プログラム
(4) WSUSサーバと連携して更新プログラムを管理するための前提プログラム
(5) インベントリ情報を取得するための前提プログラム
(6) ソフトウェアを配布するための前提プログラム
(7) 操作ログを取得するための前提プログラム
(8) ソフトウェアの稼働状況を管理するための前提プログラム
(9) フロアレイアウト図を参照するための前提プログラム
(10) PDFファイルを表示するための前提プログラム
(11) Active Directoryと連携するための前提プログラム

(1) サーバ側の前提プログラム

(2) クライアント側の前提プログラム

(3) メール通知を使用するための前提プログラム

契約終了日が迫った契約や保有数を超過して使用しているライセンスなどの情報をタスクスケジューラで自動的にメール通知する機能を使用する場合は,Microsoft Windows Script Host Version 5.1以降とMicrosoft Internet Information Services 5.0以降がインストールされた環境が必要です。

また,Windowsコンポーネントのインターネットインフォメーションサービス(IIS)のサブコンポーネントであるSMTP Serviceも,インストールする必要があります。

メール通知の設定方法については,「5.10 メール通知を使用するための設定」を参照してください。

(4) WSUSサーバと連携して更新プログラムを管理するための前提プログラム

WSUSサーバと連携してMicrosoft Updateに追加された更新プログラムを管理する場合,WSUSサーバの環境およびWSUS連携用のコンポーネントが必要です。

(5) インベントリ情報を取得するための前提プログラム

Asset Information Managerでは,JP1/NETM/DMで取得したインベントリ情報を,資産管理データベースに取り込めます。

ただし,JP1/NETM/DMで扱うデータベースとしてMicrosoft SQL Serverを使用する場合は,Microsoft SQL Server 7.0,Microsoft SQL Server 2000,Microsoft SQL Server 2005またはMicrosoft SQL Server 2008を使用してください。

ORACLEを使用する場合は,Oracle8i(R8.1.7)またはOracle9i(R9.0.1またはR9.2.0)を使用してください。また,データベース・キャラクタ・セットを「JA16SJIS」に設定してください。

JP1/NETM/DMの機能概要については,マニュアル「JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)」を参照してください。

JP1/NETM/DMと連携して,JP1/NETM/DMで収集したインベントリ情報を資産管理データベースに取り込む場合は,JP1/NETM/DM Manager 06-00以降と連携する必要があります。

(6) ソフトウェアを配布するための前提プログラム

JP1/NETM/DMと連携することで,Asset Information Managerで検索した機器に対して,ソフトウェアを配布できます。

JP1/NETM/DMと連携して,ソフトウェアを配布する場合は,JP1/NETM/DM Manager 06-51以降と連携する必要があります。

また,配布先のクライアントがJP1/NETM/DM Client - Baseの場合は,JP1/NETM/DM Client - Delivery Featureが必要です。

(7) 操作ログを取得するための前提プログラム

JP1/NETM/DMおよびJP1/秘文と連携して,操作ログを取得できます。

JP1/NETM/DMと連携して管理対象のクライアントの操作ログを取得する場合,使用する業務によって,連携できるJP1/NETM/DM ManagerおよびJP1/NETM/DM Clientのバージョンが異なります。

JP1/NETM/DMおよびJP1/秘文と連携して操作ログを取得するために必要な前提プログラムを,次に示します。

(8) ソフトウェアの稼働状況を管理するための前提プログラム

JP1/NETM/DMと連携することで,ソフトウェアの稼働状況を管理できます。

JP1/NETM/DMと連携してソフトウェアの稼働状況を管理するために必要な前提プログラムを,次に示します。

(9) フロアレイアウト図を参照するための前提プログラム

Asset Information Managerでは,資産管理システムの保有機器一覧画面や[機器詳細]ダイアログから,対象機器のフロアレイアウト図を表示できます。また,Asset Information Managerの資産情報を,フロアレイアウト図から参照できます。

機器のフロアレイアウト図を参照するためには,NetInsight IIと連携する必要があります。フロアレイアウト図を参照するために必要なプログラムを次に示します。

NetInsight II -FM,NetInsight II -ASおよびNetInsight II -CSの機能については,マニュアル「JP1/NetInsight II -Facility Manager」を参照してください。

(10) PDFファイルを表示するための前提プログラム

Asset Information Managerで検索した資産情報を,PDFファイルの帳票として表示・印刷するためには,EURと連携する必要があります。

PDFファイルの帳票を出力する場合,EUR:イーユーアール Print Service 05-00以降およびEUR:イーユーアール Print Service - Portable Document Format report 05-00以降が必要です。また,PDFファイルの帳票のフォームを作成する場合,EUR:イーユーアール Professional Edition 05-00以降が必要です。

EURの機能概要については,マニュアル「帳票作成機能 EUR EUR 導入」を参照してください。

(11) Active Directoryと連携するための前提プログラム

連携可能なActive Directoryが稼働するOSを,次に示します。

なお,資産管理サーバとディレクトリサーバは別のマシンで運用することをお勧めします。