JP1/IT Service Level Management
JP1/ITSLM - Managerをクラスタシステムで運用していない環境からクラスタシステムで運用する環境に移行する作業について説明します。
- <この項の構成>
- (1) 作業の前に
- (2) 作業手順
- JP1/ITSLM - Managerの運用を停止したあと,移行するための準備として次の作業を実施してください。
- 次のWindowsサービスが起動しているか確認する。未起動の場合は起動する。
JP1/ITSLM - Manager DB Service
JP1/ITSLM - Manager Service
JP1/ITSLM - Manager Web Service
- データベースのデータをエクスポートする。
jslmmgrexportコマンドを使用して,クラスタ環境に移行するデータをすべてエクスポートしてください。
コマンドの詳細については,「9. コマンド」の「jslmmgrexport(サービス監視情報のエクスポート)」を参照してください。
- クラスタソフト上からJP1/ITSLM - Manager のWindowsサービスを終了する。
- JP1/ITSLM - Managerをアンセットアップする。
JP1/ITSLM - Managerをセットアップ前の状態に戻します。JP1/ITSLM - Managerのアンセットアップの詳細については,「5.1.5 JP1/ITSLM - Managerをアンセットアップする」を参照してください。
JP1/ITSLM - Managerを,クラスタシステムで運用していない環境からクラスタシステムで運用する環境に移行する手順を次に示します。
- 現用系および予備系の論理ホストをセットアップして,Windowsサービスを追加してクラスタシステムをセットアップする。
クラスタシステムをセットアップする方法は,新規にクラスタシステムをセットアップする方法と同じです。
クラスタシステムのセットアップについては,「6.2 JP1/ITSLMの導入」を参照してください。
- クラスタソフトの機能を使用して,現用系を実行系サーバに変更する。
系の変更については,クラスタソフトのドキュメントを参照してください。
すでに現用系が実行系サーバになっている場合,この操作は不要です。
- クラスタソフトの機能を使用して,現用系でJP1/ITSLMを起動する。
- 現用系のデータベースに,事前にエクスポートしたデータベースのデータをインポートする。
jslmmgrimportコマンドを使用して,クラスタ環境に移行するデータをすべてインポートしてください。コマンドの詳細については,「9. コマンド」の「jslmmgrimport(サービス監視情報のインポート)」を参照してください。
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