JP1/IT Service Level Management

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6.2 JP1/ITSLMの導入

クラスタシステムでJP1/ITSLMを使用するために必要な作業について説明します。

クラスタシステムを構築する前に,次に示す作業を実施してください。

表6-6 クラスタシステムでJP1/ITSLMを使用するための事前作業

項番 作業 説明
1 共有ディスクの準備 実行系サーバから待機系サーバへの切り替え時にサービス性能の情報を共有するための共有ディスクを準備してください。
また,論理ホストの環境をセットアップする前に,実行系サーバおよび待機系サーバから共有ディスクにアクセスできるように設定してください。
2 ホスト名およびIPアドレスの登録(DNSサーバを使用しない場合) 次に示すホストのホスト名,およびIPアドレスを現用系と予備系のhostsファイルに登録してください。
  • 物理ホスト
  • 論理ホスト
3 サーバマシンの時刻の設定 サーバマシンに設定している時刻を現用系と予備系で一致させておいてください。
4 JP1/Baseの準備 JP1/ITSLM - Managerをインストールする物理ホストにJP1/Baseをインストールして,クラスタシステムで運用するためのセットアップを実行してください。

クラスタシステムでJP1/ITSLMを運用するためには,インストール後に,現用系および予備系の論理ホストのセットアップの実行,およびクラスタソフトへのWindowsサービスの登録を実行する必要があります。

作業の流れを次の図に示します。

図6-9 クラスタシステムでJP1/ITSLMを使用する際の流れ

[図データ]

なお,導入済みのJP1/ITSLMをバージョンアップする場合は,バージョンアップ前のデータのバックアップを取得してから,JP1/ITSLMの導入時の作業を実行してください。

<この節の構成>
6.2.1 インストールする
6.2.2 現用系の論理ホストをセットアップする(JP1/ITSLM - Manager)
6.2.3 現用系の論理ホストをセットアップする(JP1/ITSLM - UR)
6.2.4 予備系の論理ホストをセットアップする(JP1/ITSLM - Manager)
6.2.5 予備系の論理ホストをセットアップする(JP1/ITSLM - UR)
6.2.6 Windowsサービスをクラスタソフトに登録する
6.2.7 HTMLマニュアルを組み込む
6.2.8 Windowsサービスをクラスタソフトから削除する
6.2.9 現用系および予備系の論理ホストをアンセットアップする
6.2.10 アンインストールする