JP1/IT Service Level Management
予備系の論理ホストとしてJP1/ITSLM - URをセットアップします。
JP1/ITSLM - URとJP1/ITSLM - Managerは,どちらからセットアップしてもかまいません。
ここでは,JP1/ITSLM - URのセットアップ方法について説明します。
- <この項の構成>
- (1) 作業の前に
- (2) 作業手順
- (3) 補足事項
- (4) 次の作業
- セットアップの前に,セットアップの対象となるJP1/ITSLM - URをインストールしてください。
インストールについては,「6.2.1 インストールする」を参照してください。
- 次のWindowsサービスが停止していることを確認してください。
- JP1/ITSLM - URのサービス「JP1/ITSLM - User Response Service」(サービス名:JP1_ITSLM_UR_Service)
- 予備系を待機系サーバから実行系サーバに切り替えて,共有ディスクを参照できる状態にしてください。
これ以外に確認することは,クラスタシステムで運用していない場合と同じです。「5.1.3 JP1/ITSLM - URをセットアップする」を参照してください。
- JP1/ITSLM - URをインストールしたホストのネットワークインタフェース番号,およびIPアドレスを確認するためのコマンドを実行する。
実行するコマンドは次のとおりです。
JP1/ITSLM - URのインストール先フォルダ\ur\bin\jslmuripls
ネットワークインタフェース番号,およびIPアドレスを確認するためのコマンドの詳細については,「9. コマンド」の「jslmuripls(ネットワークインタフェース番号とIPアドレスの表示)」を参照してください。
- jslmuriplsコマンドを実行して確認した情報を基に,セットアップに必要なオプションファイルを作成する。
オプションファイルについては,「9. コマンド」の「jslmursetup(JP1/ITSLM - URのセットアップ)」を参照してください。
- 作成したオプションファイルを任意のフォルダに格納する。
オプションファイルの格納先は,格納先でのオプションファイルの名称(任意)を含めた絶対パスが255バイト以内の文字列になるようにしてください。
- セットアップコマンドを実行する。
実行するセットアップコマンドは次のとおりです。
JP1/ITSLM - URのインストール先フォルダ\ur\bin\jslmursetup△-c△standby△オプションファイルの絶対パス
セットアップコマンドの詳細については,「9. コマンド」の「jslmursetup(JP1/ITSLM - URのセットアップ)」を参照してください。
コマンドが正常に終了すれば,予備系の論理ホストとして使用するJP1/ITSLM - URのセットアップは完了です。
- jslmursetupコマンドの引数に指定するオプションファイルの内容は,現用系と同じ内容を指定してください。また,jslmursetupコマンドを実行したあと,JP1/ITSLM - URのシステム定義ファイルの内容が,現用系のシステム定義ファイルの内容と一致していることを必ず確認してください。
これ以外の補足事項については,クラスタシステムで運用していない場合と同じです。「5.1.3 JP1/ITSLM - URをセットアップする」を参照してください。
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