JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1
この項では,JP1/AJS3 - Managerのセットアップについて説明します。JP1/AJS3 - Managerのセットアップには,スーパーユーザーの実行権限が必要です。
JP1/Baseのセットアップが完了したら,JP1/AJS3 - Managerをセットアップします。JP1/AJS3を起動するユーザーのumaskには,JP1/AJS3のコマンドを実行するすべてのユーザーから参照・更新できるumaskを設定してください。
なお,ここでは,JP1/AJS3を動作させるために,基本となるセットアップ方法を説明します。業務に合わせて設定を変更したい場合は,必要に応じて次に示す個所を参照してください。
設定または変更したい内容 参照個所 実行エージェントの設定手順 14.1節 環境設定パラメーターの設定手順 14.2節 運用プロファイルの設定手順 14.3節 スケジューラー制御に関する各種設定 15.1節 ジョブ実行制御に関する各種設定 15.2節 イベント・アクション制御に関する各種設定 15.3節 キューレスジョブ実行制御に関する各種設定 15.4節 定義内容の事前チェックに関する各種設定 15.5節 各制御共通の各種設定 15.6節 その他の各種設定 15.7節 ログ情報の採取 16章 クラスタ運用時のセットアップ 17章 ディザスター・リカバリー運用時のセットアップ 18章
- <この項の構成>
- (1) セットアップの手順
JP1/AJS3 - Managerのセットアップの手順を次に示します。
- 必要に応じて,環境設定パラメーターを変更する。
すべての環境設定パラメーターをJP1/AJS3が推奨する値で使用する場合は,この操作は不要です。環境設定パラメーターの変更は,jajs_configコマンドまたはJP1/Baseが提供するjbssetcnfコマンドを使用します。
環境設定パラメーターの設定方法については,「14.2 環境設定パラメーターの設定」を参照してください。
- システムおよびユーザー環境をセットアップする。
システムおよびユーザー環境のセットアップについては,「13.4 システムおよびユーザー環境で必要なセットアップ」を参照してください。
- 必要に応じて,JP1/AJS3サービスの自動起動・終了を設定する。
JP1/AJS3サービスの自動起動・終了方法の設定については,「15.7.1 JP1/AJS3サービスの自動起動および自動終了の設定」を参照してください。
これでセットアップは終了です。
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