JP1/Integrated Management - Message Optimizer
ここでは,システム構成定義の各レコードについて説明します。
- <この項の構成>
- (1) ヘッダー行
- (2) 適用先システム定義行
- (3) 発行元定義行
ヘッダー行はシステム構成定義ファイルの情報を表します。
(a) 記述形式
jmocfexportコマンドでシステム構成定義ファイルを出力すると,ファイルの先頭に出力されます。また,jmocfimportコマンドでインポートする場合,ヘッダー行は省略できます。
(b) カラムの記述ルール
ヘッダー行を記述する場合,行頭には必ず#を記述してください。
適用先システム定義行は,適用先システム名を記述する行です。
(a) 記述形式
適用先システム定義行の記述形式を次の表に示します。
表14-11 適用先システム定義行の記述形式
カラム 指定内容 第1カラム いちばん上の階層の適用先システム名を記述します。「全てのシステム」を指定する場合は,値の指定を省略できます。 第2カラム 親適用先システム名(第1カラムの適用先の一つ上位の階層にある適用先システム名)を記述します。第1カラムで「全てのシステム」を指定する場合は,このカラムを空欄または空文字列にします。 第3カラム 適用する変換フォーマット名を指定します。変換フォーマットを変換しない場合は,値の指定を省略できます。 第4カラム 変換前の重大度が「緊急」のメッセージの変換後の重大度を指定します。 第5カラム 変換前の重大度が「警戒」のメッセージの変換後の重大度を指定します。 第6カラム 変換前の重大度が「致命的」のメッセージの変換後の重大度を指定します。 第7カラム 変換前の重大度が「エラー」のメッセージの変換後の重大度を指定します。 第8カラム 変換前の重大度が「警告」のメッセージの変換後の重大度を指定します。 第9カラム 変換前の重大度が「通知」のメッセージの変換後の重大度を指定します。 第10カラム 変換前の重大度が「情報」のメッセージの変換後の重大度を指定します。 第11カラム 変換前の重大度が「デバッグ」のメッセージの変換後の重大度を指定します。 第12カラム 変換前の重大度が「なし」のメッセージの変換後の重大度を指定します。 第13カラム以降 使用しません。
- 注
- カラムは省略できません。カラム中の指定値は省略できるものもあります。
- 注意事項
- jmocfimportコマンドでインポートする場合,システム構成定義ファイルの先頭の適用先システム定義行に「全てのシステム」の定義が記述されていない場合など,階層の上位から順に定義されていない場合はエラーになります
(b) カラムの記述ルール
適用先システム定義行のカラムの記述ルールを次の表に示します。
表14-12 適用先システム定義行のカラムの記述ルール
カラム カラムの内容 使用できない文字・
文字列備考 第1カラム 適用先システム名 0x00〜0x1F,および0x7Fの制御コード 255バイト以内で記述します。
値を入力しなかった場合は,デフォルトで「全てのシステム」が指定されます。
このカラムはデータを""で囲う必要があります。
適用先システム名に含まれる「"」は「""」にエスケープして指定する必要があります。
「全てのシステム」を指定する場合は,値を省略するか,「全てのシステム」と指定してください。
システム構成定義ファイルの先頭の適用先システム定義行には必ず「全てのシステム」を定義してください。第2カラム 親適用先システム名 0x00〜0x1F,および0x7Fの制御コード 255バイト以内で記述します。
値を入力しなかった場合は,デフォルトで「全てのシステム」が指定されます。
このカラムはデータを""で囲う必要があります。
- 第1カラムで「全てのシステム」を指定する場合は,このカラムを空欄または空文字列("")にします。
親適用先システム名に含まれる「"」は「""」にエスケープして指定する必要があります。
第3カラム 適用する変換フォーマット名
ただし<None>は例外。
- 0x00〜0x1F,および0x7Fの制御コード
- 先頭の「-」
- \
- ,
- ;
- :
- *
- ?
- "
- <
- >
- |
- (
- )
- =
255バイト以内で記述します。
変換フォーマットを変換しない場合は<None>を入力するか,値の指定を省略します。
適用する変換フォーマットとして「変換しない」を選択している場合はエクスポートしたときに,<None>が出力されます。第4カラム 変換前の重大度が「緊急」のメッセージの変換後の重大度 次に示す文字列以外
- Emergency
- Emergence
- Alert
- Critical
- Error
- Warning
- Notice
- Information
- Debug
- <None>
変換後の重大度を記述します。
重大度を変換しない場合は,変換前の重大度を指定するか,カラムを空欄または空文字列("")にします。第5カラム 変換前の重大度が「警戒」のメッセージの変換後の重大度 第6カラム 変換前の重大度が「致命的」のメッセージの変換後の重大度 第7カラム 変換前の重大度が「エラー」のメッセージの変換後の重大度 第8カラム 変換前の重大度が「警告」のメッセージの変換後の重大度 第9カラム 変換前の重大度が「通知」のメッセージの変換後の重大度 第10カラム 変換前の重大度が「情報」のメッセージの変換後の重大度 第11カラム 変換前の重大度が「デバッグ」のメッセージの変換後の重大度 第12カラム 変換前の重大度が「なし」のメッセージの変換後の重大度を指定します。 第13カラム以降 使用しません。 なし。 記述はすべて無視されます。
発行元定義行は,発行元名を記述する行です。
(a) 記述形式
発行元定義行の記述形式を次の表に示します。
表14-13 発行元定義行の記述形式
カラム 指定内容 第1カラム 固定値で<srcdevice>です。大文字と小文字は区別されません。
値の指定を省略できません。第2カラム 発行元名を記述します。値の指定を省略できません。 第3カラム 表示アイコンの種別を記述します。値の指定を省略できます。 第4カラム 発行元イベントサーバ名を記述します。値の指定を省略できません。 第5カラム JP1イベント抑止フラグ(変換後のJP1イベントをJP1/IM - Viewに表示するかどうか)を指定します。値の指定を省略できます。 第6カラム以降 使用しません。
- 注
- カラムは省略できません。カラム中の指定値は省略できるものもあります。
(b) カラムの記述ルール
発行元定義行のカラムの記述ルールを次の表に示します。
表14-14 発行元定義行のカラムの記述ルール
カラム カラムの内容 使用できない文字・
文字列備考 第1カラム <srcdevice> <srcdevice>以外の文字列 <srcdevice>以外の文字列が入力されている場合は適用先システム定義行として定義されます。
大文字と小文字は区別されません。第2カラム 発行元名 0x00〜0x1F,および0x7Fの制御コード 255バイト以内で記述します。
このカラムはデータを""で囲う必要があります。
発行元名に含まれる「"」は「""」にエスケープして指定する必要があります。
第3カラム 表示アイコンの種別 次に示す文字列以外
- SNMP
- HOST
大文字で入力してください。値を省略した場合は,HOSTが指定されたものとして処理されます。
- SNMP
発行元がSNMPトラップ発生ソースまたはエージェントのときに指定します。
- HOST
発行元が発行元イベントサーバのときに指定します。
第4カラム 発行元イベントサーバ名 0x00〜0x1F,および0x7Fの制御コード 255バイト以内で記述します。
このカラムはデータを""で囲む必要があります。発行元イベントサーバ名中の「"」は「""」とエスケープする必要があります。第5カラム JP1イベント抑止フラグ 次に示す文字列以外
- Y
- N
大文字と小文字は区別されません。値を省略した場合は,Nが指定されたものとして処理されます。
- Y
JP1/IM - MOからの発行を抑止する。
- N
JP1/IM - MOからの発行を抑止しない。
第6カラム以降 使用しない なし。 記述はすべて無視されます。
Copyright (C) 2009, 2011, Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2009, 2011, Hitachi Solutions, Ltd.