JP1/Integrated Management - Message Optimizer
発行元,適用先システム,関連する適用先システムの階層,適用先システムと変換フォーマットの結び付け,適用先システムごとの重大度は,JP1/IM - Managerのシステム構成情報であるIM構成管理情報,またはJP1/IM - MOのシステム構成情報であるシステム構成定義ファイルをインポートして定義できます。それぞれの定義ファイルの利用方法を次に示します。
- IM構成管理情報
JP1/IM - Managerで管理しているホスト名や監視グループ名をJP1/IM - MOの発行元や適用先システムとして流用したい場合は,IM構成管理情報を利用して定義します。運用を開始して新規に定義を作成する場合は,IM構成管理情報をインポートして定義する方法をお勧めします。
- システム構成定義ファイル
テキスト上で直接定義を編集したい場合は,システム構成定義ファイルを編集して定義します。すでに運用実績のあるホストから定義を移行する場合や,JP1/IM - MOのホスト情報(例えば発行元名)を一括で更新する場合には,システム構成定義ファイルを利用します。
- <この項の構成>
- (1) IM構成管理情報を利用して定義する
- (2) システム構成定義ファイルを利用して定義する
(1) IM構成管理情報を利用して定義する
IM構成管理情報とは,JP1/IM - Managerのjcfexportコマンドで出力される次のファイルを示しています。
- host_input_data.csv(ホスト情報を定義しているファイル)
- system_tree_information.txt(ホストの階層構造を定義しているファイル)
IM構成管理情報の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 運用ガイド」のIM構成管理によるシステム構成の管理について記載されている個所を参照してください。
- 注意事項
- JP1/IM - MOでインポートできるIM構成管理情報は,JP1/IM - Managerのバージョンが09-00以降のものです。
IM構成管理情報を利用して発行元および適用先システムを一括で定義する方法を次に示します。なお,運用中にJP1/IM - Managerに構成変更が生じて,IM構成管理情報をインポートして定義を更新した場合については,「11.5.3 運用開始後のJP1/IM - Managerが監視しているシステムの構成変更に対応する」を参照してください。
IM構成管理情報を利用して定義する手順を次に示します。
- JP1/IM - Managerのホストでjcfexportコマンドを実行し,IM構成管理情報をエクスポートする。
JP1/IM - Managerのホストでjcfexportコマンドを実行し,IM構成管理情報をエクスポートします。エクスポート操作については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド」を参照してください。
IM構成管理情報をエクスポートするJP1/IM - ManagerとJP1/IM - MOが別ホストの場合は,文字コードが変更されないようにコピーしてください。FTPを使用してファイルを転送する場合は,バイナリモードで実行してください。
- JP1/IM - Message Optimizer Assistantサービスを起動する。
- 手順1でエクスポートしたIM構成管理情報を-iオプションに指定し,jmocfimportコマンドを実行する。
JP1/IM - MOに発行元と適用先システムが定義されます。
IM構成管理情報をインポートしたときは,発行元名や適用先システム名は,JP1/IM - Managerで管理しているホスト名と監視グループ名に対応しています。
インポートするときは,定義の状態が,「編集」状態,「リリース」状態,「リリース編集状態」のどれかである必要があります。状態を変更するための操作については,「10. 定義情報の管理」を参照してください。
- JP1/IM - MOにログインする。
JP1/IM - Message Optimizer Assistantで定義が正しいことを確認してください。
以降の操作については,「9.6 適用先システムを定義する」を参照してください。
(2) システム構成定義ファイルを利用して定義する
システム構成定義ファイルを利用して発行元および適用先システムを一括で定義する方法を次に示します。
- 発行元および適用先システムを定義する。
- JP1/IM - MOのホストでjmocfexportコマンドを実行し,システム構成定義ファイルをエクスポートする。
- システム構成定義ファイルを編集する。
システム構成定義ファイルについては,「14.3 システム構成定義ファイル」を参照してください。
- JP1/IM - Message Optimizer Assistantサービスを起動する。
- 手順2でエクスポートした定義ファイルを-iオプションに指定し,jmocfimportコマンドを実行する。
JP1/IM - MOに発行元と適用先システムが定義されます。インポートするときは,定義の状態が,「編集」状態,「リリース」状態,「リリース編集状態」のどれかである必要があります。状態を変更するための操作については,「10. 定義情報の管理」を参照してください。
- JP1/IM - MOにログインする。
JP1/IM - Message Optimizer Assistantで定義が正しいことを確認してください。
以降の操作については,「9.6 適用先システムを定義する」を参照してください。
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