JP1/Integrated Management - Message Optimizer
次に変換メッセージを定義します。変換メッセージは,ある特定のメッセージのテキスト部分を変更するために定義します。
図8-8 例題でメッセージテキストを変換するイメージ
この例題では,KAVV219 - Iのメッセージテキストを次のように変換します。
変換メッセージを定義する手順を次に示します。
- メッセージ一覧に,JP1/AJS3のメッセージが表示されていることを確認する。
学習機能を使用しているため,学習対象のメッセージが発行されるとメッセージが自動で表示されます。
ここに表示されるメッセージを「基本メッセージ」といいます。
基本メッセージが表示されていない場合は,手動で基本メッセージを定義する必要があります。メッセージが表示されていない場合の対処については,「9.2.3 基本メッセージを定義する(学習機能を停止した場合)」を参照してください。
- ツリーエリアで新規変換メッセージ群を選択する。
- メイン画面のリストエリアの「メッセージ一覧」で,表示された基本メッセージKAVV219-Iをダブルクリックする。
[変換メッセージ定義]ダイアログが表示されます。
- 「変換後メッセージテキスト:」に次のように入力する。
「例題です。詳細情報 : 45b 11 13 2」
- [メッセージテキストの変換を有効にする]をチェックする。
- [OK]ボタンをクリックする。
メイン画面に戻ります。
- リストエリアの「ajs2view1.log」の下にある「新規変換メッセージ群」を選択する。
定義したメッセージは,アイコンが「」に変わります。
- [名前変更]ボタンをクリックして名前を変更する。
変換メッセージ群の名前変更は必須ではありませんが,一つのイベントソースに対して10件定義できるのでわかりやすい名前を付けることを推奨します。
ここでは「例題変換メッセージ群」と入力します。
これで変換メッセージの定義は終了です。
- 変換メッセージ群「例題変換メッセージ群」を選択する
- [リリース許可]ボタンをクリックする。
- 表示された確認ダイアログの[はい]ボタンをクリックする。
このダイアログは,適用先システムのリリースをするために表示されます。ここではすべてのシステムに適用するため,[はい]ボタンをクリックします。
ツリーエリアの「例題変換メッセージ群」の横にあるアイコンが「(リリース許可状態)」に変わります。
- []ボタンをクリックする。
ツリーエリアの「例題変換メッセージ群」の横にあるアイコンが「(リリース状態)」に変わります。
これでメッセージの変換の定義が終了しました。
定義の終了後に,JP1/AJS3のイベントが発行されると,変換されたメッセージがビューアーに表示されます。
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