JP1/Integrated Management - Message Optimizer
次にJP1/AJS3のメッセージの基本フォーマットを定義します。
イベントソースを確認した[基本フォーマット定義]ダイアログで,メッセージの分割方法を定義します。メッセージの分割方法を基本フォーマットと呼びます。
図8-5 例題の基本フォーマットを定義するイメージ
JP1/AJS3のメッセージを次のようにスペースを区切り文字として分割します。
図8-6 メッセージを区切るイメージ
分割の方法については,「3.3.3 変換フォーマットを検討する」を参照してください。
基本フォーマットを定義する手順を次に示します。
- [基本フォーマット定義]ダイアログでサンプルメッセージを一つ選択する。
ここでは,KAVV219-Iのメッセージを選択します。
次に,このサンプルメッセージを冒頭の要素から一つ一つ区切っていきます。
- 基本フォーマットの一行目の「種別」プルダウンメニューで「情報フィールド1」を選択する。
冒頭のメッセージ要素「0101」の「種別」に「情報フィールド1」を選択します。
- 「形式」のプルダウンメニューから「文字列」を選択する。
「0101」の「形式」は「文字列」です。
- 「後区切」を入力する。
一つ目の後区切は「△(半角スペース)」です。
- [プレビュー]ボタンをクリックする。
サンプルメッセージが次のように区切られていることを確認してください。
- 最初の後区切以降のメッセージも同様に入力する。
図8-6のとおりに区切ります。
- [プレビュー]ボタンをクリックする。
サンプルメッセージが次のように区切られていることを確認してください。
分割に誤りがある場合は,エラーメッセージが表示されます。エラーメッセージに従って分割をやり直してください。
- [メッセージ識別子]ボタンをクリックする。
[メッセージ識別子選択]ダイアログが表示されます。
メッセージ識別子は,メッセージの変換定義でイベントソース中のメッセージを1件1件区別し,メッセージテキストを編集するために必要な識別子です。
- メッセージ識別子を選択する。
JP1/AJS3のメッセージは,メッセージIDで区別できるので「基本フォーマットで定義したフィールド種別:「メッセージID」」を選択します。
- [メッセージ識別子選択]ダイアログの[OK]ボタンをクリックする。
メッセージ識別子が定義されます。
- [基本フォーマット定義]ダイアログの[OK]ボタンをクリックする。
基本フォーマットが定義され,定義されたサンプルメッセージがメイン画面から消えます。
基本フォーマットが定義されると,イベントソースのアイコンが「(リリース状態)」になります。
「ajs2view1.log」の下に「新規変換メッセージ群」が作成されます。
変換メッセージ群については,「8.5 変換メッセージを定義する」で詳しく説明します。
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