JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド

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5.7 自動アクションのキャンセル

自動アクションの状態が次に示す状態のとき,その自動アクションをキャンセルできます。

キャンセル処理を実行すると,自動アクションの状態は「状態(キャンセル中)」を経て「キャンセル」または「強制終了」に変わります。なお,キャンセルに失敗した場合には「状態(キャンセル失敗)」となり,状態が遷移していきます(詳細については,「5.2 自動アクションの状態管理」参照)。

自動アクションのキャンセル,キャンセル確認は,次の方法でできます。

 

注意
自動アクションのキャンセルは,アクション実行先ホストのJP1/Baseのバージョンが07-10以降の場合にだけできます。JP1/Baseのバージョンが07-00以前の場合にはできません。

キャンセルできるアクションの範囲
キャンセルできるアクションは,そのマネージャーから発行されたアクションだけです。例えば,拠点マネージャーから発行されたアクションは,統合マネージャーからはキャンセルできません。
キャンセルできるアクションの範囲を次の図に示します。

図5-7 キャンセルできるアクションの範囲

[図データ]
上記図のように統合マネージャーからアクションのキャンセル処理を実行した場合,その対象となるのは,統合マネージャーから発行されたアクションだけです。拠点マネージャーから発行されたアクションは,キャンセル対象とならないため,エージェント上でそのまま処理されます。拠点マネージャーから発行されたアクションをキャンセルしたい場合には,拠点マネージャーからキャンセル処理を実行する必要があります。

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