JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド
問題発生の検知に使用する機能を次に示します。
図2-4 問題発生の検知で使用する機能
システムに問題が発生したことを検知する機能は,セントラルコンソール,セントラルスコープ,および基盤機能にあります。
セントラルコンソールでは自動アクションを設定しておくことで検知できます。自動アクションとは特定イベントの受信によって,自動的に任意のコマンドを実行することをあらかじめ定義しておくものです。これにより,管理者へのメール送信などを実行して,問題発生を通知できます。
セントラルスコープでは,ツリー監視とビジュアル監視があります。セントラルスコープからは,監視ノードの状態変更を契機にJP1イベントを発行することで,セントラルコンソールを利用した自動アクションを実行できます。また,アラームを使用すると,重要イベントが発生したことを通知したり,監視ツリー上のアイコンを障害表示にして,障害の影響範囲をビジュアルに表示したりできます。
基盤機能のヘルスチェックでは,JP1/IM - Managerを構成するプロセスに異常が発生した場合,メッセージやJP1イベントを発行します。また,自ホストまたは他ホストのJP1/Baseを構成するプロセスに異常が発生した場合,メッセージやJP1イベントを発行できます。
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