JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド
設計・構築フェーズでは,システム全体の構成を検討した上で,業務を実現するためのリソースの配置を設計,構築します。これらの作業のため,システムを構成する要素の情報を管理する必要があります。これをシステムの構成管理といいます。
設計・構築フェーズでは,リソースの把握,システム構成の策定,リソースの配置,実運用前のテスト・見直しが繰り返し行われます。
システムを構成するリソースの数が増えるにつれ,個々のリソースの把握も容易ではなく,これに比例してシステムの構成管理も困難になります。
システムの構成管理を支援する製品として,JP1/IMシリーズが提供しているシステム情報管理製品およびシステム構成管理製品を次の表および図に示します。
表1-1 システム情報管理製品
対応製品 提供機能 役割 JP1/IM - Central Information Master システム情報管理製品 システムリソースの情報を収集,管理して,システムの設計および構築を支援する。 表1-2 システム構成管理製品
対応製品 提供機能 役割 JP1/IM - Manager IM構成管理 JP1/IMが運用管理するシステムの階層構成(IM構成),およびシステムを構成する各ホストの設定をマネージャーから一元的に管理し,システムの構築を支援する。なお,IM構成管理を使用するには,IM構成管理DBの設定を有効にする必要がある。 図1-3 システムの構成管理
JP1/IMシリーズは,リソースの情報を1か所に収集し,また,管理者の任意のくくりで整理,管理できるような機能を提供します。管理者の管理しやすい視点でのリソース情報の整理,組み替えを容易にすることで,システムの構成管理を支援します。これにより,情報過多のシステムに対しても構成管理を最適化します。
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