Cosminexus 機能解説
(1) ストップ処理
ストップ処理は,次の順で実施されます。なお,処理完了後は,J2EEアプリケーションは実行できなくなります。
- Webアプリケーションのストップ処理
- EJBのストップ処理
- J2EEアプリケーションのストップ処理
それぞれの処理について説明します。
(a) Webアプリケーションのストップ処理
Webアプリケーションのストップ処理は,次の順序で実施されます。
- サーブレット/JSPの終了処理
サーブレットのdestroy,JSPのjspDestroyが実施されます。
- HTTPセッションの破棄
HTTPセッションの属性の削除および無効化が実施されます。
- フィルタの終了処理
フィルタのdestroyが実施されます。
- サーブレットコンテキストの破棄
サーブレットコンテキストの属性の破棄および無効化が実施されます。
- 名前空間からWebアプリケーションの実行環境の削除
名前空間から,ejb-ref,ejb-local-ref,resource-ref,env-entityなどが削除されます。
(b) EJBのストップ処理
EJBのストップ処理は,次の順序で実施されます。
- 名前空間からEJBの実行環境の削除
名前空間から,ejb-ref,ejb-local-ref,resource-ref,env-entityなどが削除されます。
- 名前空間からのEJBホームオブジェクトまたはEJBローカルホームオブジェクトの削除
名前空間から,EJBホームオブジェクトまたはEJBローカルホームオブジェクトが削除されます。
- プールの削除
Session Bean,およびMessage-driven Beanの場合は,method-readyプールが削除されます。
Entity Beanの場合は,poolプールとreadyプールが削除されます。
(c) J2EEアプリケーションのストップ処理
J2EEアプリケーションのストップ処理では,名前空間からJ2EEアプリケーションのエントリが削除されます。
アンデプロイ処理は,次の順で実施されます。なお,処理完了後は,J2EEアプリケーションはJ2EEサーバから削除されます。
- Webアプリケーションのアンデプロイ処理
- EJBのアンデプロイ処理
- J2EEアプリケーションのアンデプロイ処理
それぞれの処理について説明します。
(a) Webアプリケーションのアンデプロイ処理
JSPのコンパイル結果である,Javaソースファイルおよびクラスファイルを削除します。なお,JSPのコンパイル結果については,「4.7.6(2) JSPファイルのコンパイル結果の保持」を参照してください。
(b) EJBのアンデプロイ処理
EJBのアンデプロイ処理は,次の順序で実施されます。
- リモートアダプタの削除(リモートインタフェースサポート時だけ)
- CMR使用時に作成したテーブルの削除
(c) J2EEアプリケーションのアンデプロイ処理
J2EEアプリケーションのアンデプロイ処理では,ユーザが手動でダウンロードしたファイルを削除します。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2007, Hitachi, Ltd.