Cosminexus 機能解説

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19.5.3 停止処理

停止処理では,J2EEアプリケーションのストップ処理,アンデプロイ処理の順に実施されます。それぞれの処理について説明します。

<この項の構成>
(1) ストップ処理
(2) アンデプロイ処理

(1) ストップ処理

ストップ処理は,次の順で実施されます。なお,処理完了後は,J2EEアプリケーションは実行できなくなります。

  1. Webアプリケーションのストップ処理
  2. EJBのストップ処理
  3. J2EEアプリケーションのストップ処理

それぞれの処理について説明します。

(a) Webアプリケーションのストップ処理

Webアプリケーションのストップ処理は,次の順序で実施されます。

  1. サーブレット/JSPの終了処理
    サーブレットのdestroy,JSPのjspDestroyが実施されます。
  2. HTTPセッションの破棄
    HTTPセッションの属性の削除および無効化が実施されます。
  3. フィルタの終了処理
    フィルタのdestroyが実施されます。
  4. サーブレットコンテキストの破棄
    サーブレットコンテキストの属性の破棄および無効化が実施されます。
  5. 名前空間からWebアプリケーションの実行環境の削除
    名前空間から,ejb-ref,ejb-local-ref,resource-ref,env-entityなどが削除されます。
(b) EJBのストップ処理

EJBのストップ処理は,次の順序で実施されます。

  1. 名前空間からEJBの実行環境の削除
    名前空間から,ejb-ref,ejb-local-ref,resource-ref,env-entityなどが削除されます。
  2. 名前空間からのEJBホームオブジェクトまたはEJBローカルホームオブジェクトの削除
    名前空間から,EJBホームオブジェクトまたはEJBローカルホームオブジェクトが削除されます。
  3. プールの削除
    Session Bean,およびMessage-driven Beanの場合は,method-readyプールが削除されます。
    Entity Beanの場合は,poolプールとreadyプールが削除されます。
(c) J2EEアプリケーションのストップ処理

J2EEアプリケーションのストップ処理では,名前空間からJ2EEアプリケーションのエントリが削除されます。

(2) アンデプロイ処理

アンデプロイ処理は,次の順で実施されます。なお,処理完了後は,J2EEアプリケーションはJ2EEサーバから削除されます。

  1. Webアプリケーションのアンデプロイ処理
  2. EJBのアンデプロイ処理
  3. J2EEアプリケーションのアンデプロイ処理

それぞれの処理について説明します。

(a) Webアプリケーションのアンデプロイ処理

JSPのコンパイル結果である,Javaソースファイルおよびクラスファイルを削除します。なお,JSPのコンパイル結果については,「4.7.6(2) JSPファイルのコンパイル結果の保持」を参照してください。

(b) EJBのアンデプロイ処理

EJBのアンデプロイ処理は,次の順序で実施されます。

  1. リモートアダプタの削除(リモートインタフェースサポート時だけ)
  2. CMR使用時に作成したテーブルの削除
(c) J2EEアプリケーションのアンデプロイ処理

J2EEアプリケーションのアンデプロイ処理では,ユーザが手動でダウンロードしたファイルを削除します。