Cosminexus 機能解説
JSP事前コンパイルを使用しない場合,JSPファイルのコンパイルは,JSPファイルへの初回アクセス時に実施されます。ここでは,JSP事前コンパイル機能を使用しない場合の,JSPコンパイル結果について説明します。
JSP事前コンパイルを使用しない場合のJSPのコンパイル結果のライフサイクルについて説明します。
JSP事前コンパイルをしない場合,JSPコンパイル結果はJ2EEサーバを停止または再起動するときに削除されます。Webコンテナでは,JSPのコンパイル結果である,Javaソースファイルおよびクラスファイルを,J2EEサーバの再起動時に保持するかどうか設定できます。
JSPファイルのコンパイル結果を保持するための設定は,J2EEサーバのプロパティをカスタマイズして設定します。J2EEサーバの動作設定のカスタマイズについては,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。
JSP事前コンパイルを実施していない場合,JSPコンパイル結果はJSP用テンポラリディレクトリに出力されます。
出力されるファイルは次のとおりです。
ここでは,デフォルトの出力先と,出力先のディレクトリ構成について説明します。
JSP事前コンパイルを実行していない場合,JSPコンパイル結果は,JSP用テンポラリディレクトリ下に作成される,Webアプリケーション単位のディレクトリに出力されます。デフォルトのJSP用テンポラリディレクトリは次の場所になります。
なお,JSP用テンポラリディレクトリは,デフォルト値が設定されていますが,必要に応じて変更できます。JSP用テンポラリディレクトリの変更については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」のJ2EEサーバのカスタマイズに関する説明を参照してください。
JSPコンパイル結果の出力先ディレクトリ構成を次の図に示します。
図4-17 JSPコンパイル結果の出力先ディレクトリ構成(JSP事前コンパイルを実行していない場合)
ディレクトリ構成について説明します。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2007, Hitachi, Ltd.