性能解析トレースでは，次の図に示す機能レイヤのトレース取得ポイントでPRFトレースを出力します。PRFトレースを出力する機能レイヤとトレース取得ポイントについて，システムの構成ごとに図に示します。

図17-16　PRFトレースを出力する機能レイヤとトレース取得ポイント（Webクライアント構成の場合）

図17-17　PRFトレースを出力する機能レイヤとトレース取得ポイント（EJBクライアント/TPBrokerクライアント/TPBroker OTMクライアント構成（CTM使用）の場合）

図17-18　PRFトレースを出力する機能レイヤとトレース取得ポイント（バッチサーバ構成の場合）

詳細な取得ポイントおよびそれぞれの取得ポイントで出力されるトレースの内容については，マニュアル「Cosminexus　システム運用ガイド」を参照してください。

性能解析トレースでは，次の3種類のPRFトレース取得レベルを設定してトレースを出力できます。レベルによって，トレース取得ポイントの数が異なります。

• 標準レベル
  各機能レイヤの境界（入り口と出口）を識別できるトレース情報を出力します。
  
• 詳細レベル
  標準レベルの出力内容に加えて，各機能レイヤ内処理のトレース情報も出力します。
  
• 保守レベル
  障害発生時などの保守情報を取得するためのレベルです。
  
• 抑止レベル
  トレース情報の出力を抑止するためのレベルです。RMIの機能レイヤにだけ設定できます。
  

Management Serverを利用して運用している場合は，簡易構築定義ファイルで，すべての機能レイヤに対して共通のレベルを設定して，トレース情報を出力します。