Cosminexus 機能解説

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17.10.4 トレース情報の利用方法

性能解析トレースを使用して出力したトレース情報の利用方法について説明します。

性能解析トレースでは,次に示す各機能レイヤの入り口と出口でトレース情報が出力されます。また,必要に応じて,各機能レイヤ内の処理のうち,性能に影響を与える処理ごとに,トレース情報を出力します。

性能解析トレースによってPRFトレースファイルにバイナリ形式で出力された情報は,Management Serverの運用管理コマンド(mngsvrutil)を実行してダンプ形式またはCSV形式に編集して使用します。

例えば,CSV形式で出力すると,Excelなどのアプリケーションプログラムで「イベントごと」「プロセスごと」などによって出力項目をフィルタリングして,注目する個所を絞り込んで,目的に合わせた分析ができます。

なお,トレース情報の内容には,トレース情報を取得したプロセスID,取得ポイントを示すイベントID,トレース取得年月日やトレース情報を取得したクライアントアプリケーションのIPアドレスなどの情報が含まれます。

トレース情報の内容,および具体的な使用方法については,マニュアル「Cosminexus システム運用ガイド」を参照してください。