Cosminexus 機能解説
Management Serverでは,Cosminexusが提供するサーバの実体を,論理サーバとして管理します。WebサーバやJ2EEサーバなどは,論理Webサーバ,論理J2EEサーバとして管理されます。また,バッチサーバは論理J2EEサーバとして管理されます。
さらに,共通の機能を提供する論理サーバの集合をクラスタとして扱います。クラスタに対しては,単体の論理サーバと同様の操作ができます。J2EEサーバクラスタ,Webサーバクラスタなどがあります。
論理サーバは,運用管理ドメイン内で一意な名称(論理サーバ名)で管理します。
Management Serverでは,運用管理ドメイン内の論理サーバを対象にして,運用管理操作を実行します。
Management Serverによる論理サーバの管理の概要を次の図に示します。
図16-2 Management Serverによる論理サーバの管理の概要
各ホスト上での操作は,Management Serverからの指示に従って,運用管理エージェントが実行します。運用管理エージェントを利用することで,複数のホストに分散して配置された論理サーバをManagement Serverで一元管理できます。なお,運用管理エージェントは,論理サーバのある各ホストで動作させる必要があります。運用管理ドメインは,互いに排他の関係になります。一つの論理サーバが複数の運用管理ドメインに包含されることはありません。
なお,Smart Composer機能でシステムを構築すると,Smart Composer機能のコマンドを使用して次の操作が実施できます。
運用操作については,「17. システムの日常運用」,および「18. システムの保守」を参照してください。
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