Cosminexus 機能解説

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

15.1.2 バッチアプリケーションの強制停止の方法

バッチアプリケーションを強制停止するには次のどちらかの方法があります。

  1. cjkilljobコマンドを直接実行する方法
    JP1/AJS2を使用しない場合はこの方法で開始します。
  2. cjkilljobコマンドをJP1/AJS2のリカバリージョブとして定義しておき,ジョブやジョブネットの強制停止の延長で実行する方法
    BJEXの使用の有無に関係なく,JP1/AJS2を使用する場合はこの方法で開始します。

ここでは,JP1/AJS2のリカバリージョブとしてバッチアプリケーションを強制停止するときの定義方法を説明します。

なお,バッチアプリケーションの強制停止に失敗した場合,バッチサーバの強制停止が実行されます。このため,複数のアプリケーションを続けて実行する場合は,バッチサーバの再起動が必要になります。バッチアプリケーションの強制停止失敗に備えて,あらかじめバッチサーバを自動再起動するよう設定しておくことをお勧めします。バッチサーバの自動再起動は,Management Serverの運用監視を使用して実現します。

<この項の構成>
(1) JP1/AJS2だけを使用する場合
(2) JP1/AJS2およびBJEXを使用する場合

(1) JP1/AJS2だけを使用する場合

JP1/AJS2と連携する場合,ジョブネットまたはジョブの強制終了をする際に,cjkilljobコマンドをJP1/AJS2のリカバリージョブとして定義しておきます。ただし,ルートジョブネットを強制停止する場合は,リカバリージョブは実行されません。このため,バッチアプリケーションがバッチサーバ上で実行されたままになります。その場合は,cjkilljobコマンドを直接実行して,バッチアプリケーションを強制停止してください。

JP1/AJS2での設定の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド」を参照してください。

(2) JP1/AJS2およびBJEXを使用する場合

バッチアプリケーションの強制停止は,JP1/AJS2のリカバリージョブとして定義します。リカバリージョブの定義については,(1)を参照してください。