Cosminexus 機能解説
バッチアプリケーションを開始するにはcjexecjobコマンドを使用します。cjexecjobコマンドを実行するには,次の三つの方法があります。
- cjexecjobコマンドを直接実行する方法
JP1/AJS2およびBJEXを使用しない場合はこの方法で開始します。
- cjexecjobコマンドをJP1/AJS2のジョブとして定義しておき,JP1/AJS2から実行する方法
JP1/AJS2だけを使用する場合はこの方法で開始します。
- cjexecjobコマンドをBJEXのジョブステップとして定義しておき,JP1/AJS2からBJEXのジョブを実行する方法
JP1/AJS2およびBJEXを使用する場合はこの方法で開始します。
ここでは,2.および3.の方法でバッチアプリケーションを開始するときの,JP1/AJS2およびBJEXのジョブの定義について説明します。
なお,JP1/AJS2やBJEXからバッチアプリケーションを実行する際には,あらかじめバッチサーバを起動しておいてください。
- <この項の構成>
- (1) JP1/AJS2だけを使用する場合
- (2) JP1/AJS2およびBJEXを使用する場合
(1) JP1/AJS2だけを使用する場合
JP1/AJS2と連携する場合,cjexecjobコマンドをJP1/AJS2のUNIXジョブまたはPCジョブとして定義しておきます。JP1/AJS2のジョブの属性を定義する画面の「スクリプトファイル名」「パラメーター」および「実行時のユーザー」の項目には,次に示す内容を設定してください。
- スクリプトファイル名
cjexecjobコマンドを指定します。cjexecjobコマンドのパスについては,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」を参照してください。
- パラメーター
実行するバッチアプリケーションのクラス名と引数を指定します。
- 実行時のユーザー
バッチサーバを実行するユーザを指定します。
なお,JP1/AJS2での設定の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド」を参照してください。
(2) JP1/AJS2およびBJEXを使用する場合
JP1/AJS2およびBJEXと連携する場合,JP1/AJS2およびBJEXにはそれぞれ次の内容を設定してください。
- BJEXの設定
BJEXのバッチジョブにcjexecjobコマンドの実行を定義します。このとき,cjexecjobコマンドを,バッチジョブのジョブステップとして定義してください。
また,BJEXのジョブ定義XMLには次の内容を定義します。
- EXEC要素
cjexecjobコマンドを実行するための定義をします。
- PGM属性
cjexecjobコマンドを定義します。
- PARM属性
cjexecjobコマンドの引数を定義します。ただし,引数の長さの上限は,BJEXの仕様に準拠します。
BJEXでの設定の詳細については,マニュアル「uCosminexus Batch Job Execution Server 使用の手引」を参照してください。
- JP1/AJS2の設定
BJEXのバッチジョブの実行コマンドをジョブとして定義します。
JP1/AJS2での設定の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド」を参照してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2007, Hitachi, Ltd.