Cosminexus 機能解説

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

15.1.3 バッチアプリケーションで使用するコマンドの実行について

バッチアプリケーションで使用するコマンドには次の2種類があります。

これらのコマンドは,バッチサーバの状態によって実行できないことがあります。バッチサーバの状態とコマンドの実行について説明します。なお,コマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」のバッチアプリケーションで使用するコマンドに関する説明を参照してください。

<この項の構成>
(1) バッチサーバの状態とコマンドの実行
(2) コマンド処理中にバッチサーバが異常終了した場合

(1) バッチサーバの状態とコマンドの実行

cjexecjobコマンドおよびcjkilljobコマンドは,バッチサーバの状態によって実行できないことがあります。コマンドを実行できるバッチサーバの状態を次の図に示します。

図15-1 コマンドを実行できるバッチサーバの状態

[図データ]

cjexecjobコマンドおよびcjkilljobコマンドはバッチサーバ稼働中に実行できます。

バッチサーバ起動中,バッチサーバ停止中はcjexecjobコマンドおよびcjkilljobコマンドは実行できません。メッセージKDJE55012-Eが出力されます。また,バッチサーバの停止完了後も,cjexecjobコマンドおよびcjkilljobコマンドは実行できません。

また,バッチサーバでほかのコマンドを処理している場合,コマンドの種類によっては実行できない場合があります。バッチサーバでコマンドを処理しているときの,コマンドの実行可否を次の表に示します。

表15-1 バッチサーバでコマンドを処理しているときのコマンドの実行可否

実行するコマンド 処理中のコマンド
cjexecjob cjkilljob サーバ管理コマンド
cjexecjob × ×
cjkilljob ×
サーバ管理コマンド cjstoprar × × ※1
cjstoprar以外のコマンド ※1
cjstopsvまたはcmx_stop_target ※2 ※2 ※1
cjdumpsv

(凡例)○:実行できる ×:実行できない △:コマンドの種類によって異なる

注※1 サーバ管理コマンドの種類によって動作が異なります。詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」のサーバ管理コマンドの排他制御に関する説明を参照してください。

注※2 実行中のバッチアプリケーションがある場合は,メッセージKDJE55033-Iを出力し,バッチアプリケーションの終了を待機します。


(2) コマンド処理中にバッチサーバが異常終了した場合

バッチサーバでcjexecjobコマンドおよびcjkilljobコマンドを処理しているときに,バッチサーバが異常終了した場合,メッセージKDJE55021-Eが出力されます。バッチサーバの状態を確認してから再度コマンドを実行してください。