Cosminexus 機能解説
バッチアプリケーションで使用するコマンドには次の2種類があります。
これらのコマンドは,バッチサーバの状態によって実行できないことがあります。バッチサーバの状態とコマンドの実行について説明します。なお,コマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」のバッチアプリケーションで使用するコマンドに関する説明を参照してください。
cjexecjobコマンドおよびcjkilljobコマンドは,バッチサーバの状態によって実行できないことがあります。コマンドを実行できるバッチサーバの状態を次の図に示します。
図15-1 コマンドを実行できるバッチサーバの状態
cjexecjobコマンドおよびcjkilljobコマンドはバッチサーバ稼働中に実行できます。
バッチサーバ起動中,バッチサーバ停止中はcjexecjobコマンドおよびcjkilljobコマンドは実行できません。メッセージKDJE55012-Eが出力されます。また,バッチサーバの停止完了後も,cjexecjobコマンドおよびcjkilljobコマンドは実行できません。
また,バッチサーバでほかのコマンドを処理している場合,コマンドの種類によっては実行できない場合があります。バッチサーバでコマンドを処理しているときの,コマンドの実行可否を次の表に示します。
表15-1 バッチサーバでコマンドを処理しているときのコマンドの実行可否
実行するコマンド | 処理中のコマンド | |||
---|---|---|---|---|
cjexecjob | cjkilljob | サーバ管理コマンド | ||
cjexecjob | × | × | ○ | |
cjkilljob | ○ | × | ○ | |
サーバ管理コマンド | cjstoprar | × | × | △※1 |
cjstoprar以外のコマンド | ○ | ○ | △※1 | |
cjstopsvまたはcmx_stop_target | ○※2 | ○※2 | △※1 | |
cjdumpsv | ○ | ○ | ○ |
(凡例)○:実行できる ×:実行できない △:コマンドの種類によって異なる
注※1 サーバ管理コマンドの種類によって動作が異なります。詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」のサーバ管理コマンドの排他制御に関する説明を参照してください。
注※2 実行中のバッチアプリケーションがある場合は,メッセージKDJE55033-Iを出力し,バッチアプリケーションの終了を待機します。
バッチサーバでcjexecjobコマンドおよびcjkilljobコマンドを処理しているときに,バッチサーバが異常終了した場合,メッセージKDJE55021-Eが出力されます。バッチサーバの状態を確認してから再度コマンドを実行してください。
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