Cosminexus 機能解説

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12.6 セッションフェイルオーバ機能で実施される処理

この節では,セッションフェイルオーバ機能で実施される処理について説明します。

参考
この節の12.6.1から12.6.6までの説明は,グローバルセッションの制御方法として,HTTP Cookieを使用した場合の処理について説明しています。
それぞれの処理でのグローバルセッションの制御処理については,URL書き換えを使用した場合も同様です。ただし,グローバルセッションの制御にURL書き換えを使用する場合,HTTP Cookieを使用する場合と比べて,次の処理が異なります。
  • グローバルセッションの制御に使用するグローバルセッションIDは,URLのパスパラメタから取得されます。
  • グローバルセッションの制御にHTTP Cookieを使用しないため,グローバルセッションを削除した場合,およびグローバルセッションが無効な場合に,グローバルセッションのHTTP Cookie情報の削除処理が実行されません。
  • HTTPセッションのURL書き換え処理が実行されるときに,HTTPセッションのセッションIDに加えて,グローバルセッションIDが付加されます。なお,HTTPセッションのURL書き換え処理は,WebアプリケーションでのURLエンコード用のServlet APIの呼び出しを実行した場合に実行されます。
これらの相違点を含めた処理の流れについては,「12.6.7 URL書き換えを使用する場合の処理の違い」を参照してください。
<この節の構成>
12.6.1 セッションフェイルオーバ機能で処理が実施されるタイミング
12.6.2 J2EEサーバ起動時の処理
12.6.3 J2EEアプリケーション開始時の処理
12.6.4 リクエスト実行時の処理
12.6.5 HttpSessionオブジェクトの有効期限が切れた場合の処理
12.6.6 無効なグローバルセッションIDが送られた場合の処理
12.6.7 URL書き換えを使用する場合の処理の違い