Cosminexus 機能解説

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6.3.1 自動的にバインドされる名前でのルックアップ

自動的にバインドされる名前を利用してルックアップする方法を,EJBホームオブジェクトをルックアップする場合と,ビジネスインタフェースのリファレンスをルックアップする場合に分けて示します。

<この項の構成>
(1) EJBホームオブジェクトの場合
(2) ビジネスインタフェースの場合
(3) テストモードで実行する場合の注意

(1) EJBホームオブジェクトの場合

自動的にバインドされる名称を利用してEJBホームオブジェクトのリファレンスをルックアップする場合,次の規則に従ってEJBオブジェクトリファレンスの名前を指定してルックアップします。

HITACHI_EJB/SERVERS/<サーバ名称>/EJB/<J2EE APP名称>/<Enterprise Bean名称>

<サーバ名称>
J2EEサーバ名を指定します。

<J2EE APP名称>
J2EEアプリケーションをルックアップするときの名称(ルックアップ名称)を指定します。

<Enterprise Bean名称>
Enterprise Beanをルックアップするときの名称(ルックアップ名称)を指定します。

次に,自動的にバインドされる名称を利用した場合のルックアップ,取得の流れを示します。

図6-2 自動的にバインドされる名称を利用したルックアップ,取得の流れ

[図データ]

(2) ビジネスインタフェースの場合

自動的にバインドされる名称を利用してビジネスインタフェースのリファレンスをルックアップする場合,次の規則に従ってEJBオブジェクトリファレンスの名前を指定してルックアップします。

HITACHI_EJB/SERVERS/<サーバ名称>/EJBBI/<J2EE APP名称>/<Enterprise Bean名称>

<サーバ名称>
J2EEサーバ名を指定します。

<J2EE APP名称>
J2EEアプリケーションをルックアップするときの名称(ルックアップ名称)を指定します。

<Enterprise Bean名称>
Enterprise Beanをルックアップするときの名称(ルックアップ名称)を指定します。

(3) テストモードで実行する場合の注意

ルックアップするEnterprise Beanがテストモードで実行されている場合,テストモード用の名前空間を意識してルックアップする必要があります。通常モードで実行されるEnterprise Beanを「HITACHI_EJB/」で始まる文字列でルックアップするのに対して,同じEnterprise Beanがテストモードで実行される場合は「$HITACHI_TEST/HITACHI_EJB/」で始まる文字列でルックアップします。

テストモードでのアプリケーションの動作については,「19.7 J2EEアプリケーションのテスト機能」を参照してください。