エラーページのカスタマイズの処理の仕組みを,Webコンテナでエラーが発生した場合,およびリダイレクタでエラーが発生した場合のそれぞれについて説明します。
- Webコンテナでエラーが発生した場合
- Webコンテナからのエラーステータスコードは,リダイレクタが受信します。リダイレクタは,エラーページの作成をWebサーバに委任し,Webサーバでエラーステータスコードに対応したユーザ作成のページをクライアントに送信します。これによって,クライアントでは,ユーザが作成したページが表示されます。
- エラーページのカスタマイズの処理の流れを次の図に示します。
図4-44 ユーザ作成のエラーページ表示の流れ(Webサーバの機能を使用する場合)
- 図中の1.〜3.について説明します。
- クライアントから存在しないリソースへのアクセスがあると,Webコンテナでは,404エラーをWebサーバに返します。
- リダイレクタは404エラーを受け取ると,設定情報※を基にして,404エラーに対応するエラーページの生成をWebサーバに依頼します。
- Webサーバでは,設定情報※を基に404エラーに対応するエラーページ「missing.html」を,クライアントに返します。
- リダイレクタでエラーが発生した場合
- リダイレクタでエラーが発生すると,リダイレクタは設定情報を基にして,発生したエラーに対応するエラーページの生成をWebサーバに依頼します。Webサーバでは,設定情報※を基にエラーステータスコードに対応したユーザ作成のページをクライアントに送信します。これによって,クライアントでは,ユーザが作成したページが表示されます。
- 注※
- エラーページをカスタマイズするためには,あらかじめ,エラーステータスコードとエラーページの対応づけをしておく必要があります。
- 対応づけの概要を次の図に示します。
図4-45 エラーステータスコードとエラーページの対応づけ(Webサーバの機能を使用する場合)
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