Cosminexus 機能解説
クライアントから,存在しないリソースや例外が発生したサーブレットなどにアクセスがあると,Webコンテナはエラーステータスコードを返します。クライアント側では,Webコンテナから返されたエラーステータスコードに対応するエラーページが表示されます。
Cosminexusでは,クライアントで表示されるエラーページの代わりに,ユーザが作成したページをクライアントに表示させることができます。これを,エラーページのカスタマイズと呼びます。
エラーページをカスタマイズするには,Servlet仕様で規定されているweb.xmlの<error-page>タグを使用する方法と,Webサーバの機能を使用する方法があります。ただし,リダイレクタがWebコンテナとの通信に失敗した場合など,リダイレクタがエラーを返す場合のエラーページは,web.xmlの<error-page>タグを使用する方法ではカスタマイズできません。リダイレクタがエラーを返す場合のエラーページのカスタマイズは,Webサーバの機能を使用する方法で行ってください。エラー発生場所とエラーページのカスタマイズ方法の対応を表に示します。
表4-41 エラー発生場所とエラーページのカスタマイズ方法の対応
エラー発生場所 | カスタマイズ方法 | |
---|---|---|
Webサーバの機能を使用する方法 | web.xmlの<error-page>タグを使用する方法 | |
Webコンテナ | ○ | ○ |
リダイレクタ | ○ | × |
(凡例) ○:カスタマイズできる ×:カスタマイズできない
ここでは,Webサーバの機能を使用したエラーページのカスタマイズ方法について説明します。
なお,Webコンテナでエラーが発生する条件と,対応するエラーステータスコードについては,「4.30 Webコンテナが返すエラーステータスコード」を参照してください。また,エラーページのカスタマイズは,ワーカで定義します。エラーページのカスタマイズの設定については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。
なお,Webサーバの機能を使用したエラーページのカスタマイズは,Webサーバ連携機能を使用する場合に使用できる機能です。WebサーバがHitachi Web Serverの場合だけ使用できます。Microsoft IISの場合は使用できません。
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