JP1 Version 8 JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)
ソフトウェアの稼働状況を監視するジョブを実行することで,クライアントでソフトウェアの起動を抑止したり,ソフトウェアの操作履歴や稼働時間を取得したりできます。例えば,クライアントでの印刷やUSBメモリへのデータのコピーを抑止することで,機密情報の持ち出しを防ぐことができます。また,Webサイトへのアクセスログを取得して,情報漏えいの危険性の高いWebサイトへのアクセスを監視することもできます。
取得した抑止履歴および操作履歴は,一定期間に実施された操作や特定の操作だけを表示して確認できます。また,特定のファイルに対する操作の履歴を追跡することもできます。
取得した稼働時間からは,ソフトウェアごとの利用状況を確認できます。
ソフトウェアの稼働状況を監視することで,ソフトウェアの利用状況の把握や不正利用の追跡調査・特定が容易になります。
ソフトウェアの稼働状況の監視機能の概要を次の図に示します。
図1-15 ソフトウェアの稼働監視
ソフトウェアの稼働状況を監視する機能の詳細については,「2.5 ソフトウェアの稼働状況の監視」および「2.6 ソフトウェアの稼働情報の管理」を参照してください。
なお,ソフトウェアの稼働状況の監視機能は,オフラインマシンを対象にして,操作履歴や抑止履歴,稼働時間を取得できます。オフラインマシンでのソフトウェアの稼働状況を監視する機能の詳細については,「2.5.9 スタンドアロンPCの稼働状況の監視」を参照してください。
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