JP1/Performance Management リファレンス
複合レポートの表示画面です。この画面は,次の操作で表示されます。
- [エージェント階層]画面の[レポートの表示]メソッドを選択し,[ツリー種別]から「ブックマーク」を選択し,ブックマークの選択画面で複合ブックマークをクリックしたとき
- [ブックマーク階層]画面のナビゲーションフレームで複合ブックマークを選択し,[レポートの表示]メソッドを選択したとき
- ドリルダウンレポートから,リンクメニュー[レポートの表示]をクリックしたとき
複合レポート表示画面には,次の三つのタブがあります。
- [Report]タブ
- [Properties]タブ
- [Show Options]タブ
それぞれのタブの画面について説明します。
- <この項の構成>
- (1) [Report]タブ
- (2) [Properties]タブ
- (3) [Show Options]タブ
(1) [Report]タブ
指定した複合レポートの表示画面です。各エージェントが収集したパフォーマンスデータを,グラフや表形式のグラフィカルなレポートとして表示します。
複合レポート表示画面([Report]タブ)を次の図に示します。
図1-15 複合レポート表示画面([Report]タブ)
表示項目について説明します。
- 登録レポート選択リスト
- ドロップダウンリストから登録レポートを選択できます。複合ブックマークに登録されたすべての登録レポートが表示されます。選択リストにマウスカーソルを重ねると,ツールチップに現在選択中の登録レポート名が表示され,選択リストの幅で表示し切れない登録レポート名を末尾まで確認できます。
- リンクメニュー
- [レポートの表示]
- 登録レポート選択リストで登録レポートが選択されている場合,この項目をクリックするとレポートの表示画面が別ウィンドウで表示されます。
- [最新情報に更新]
- データを再取得し,最新の情報で表示内容を再描画します。
- [印刷画面]
- 新しいウィンドウに[レポート印刷]画面が表示されます。
- [レポート印刷]画面については,「1.4.11 [レポート印刷]画面」を参照してください。
- グラフの表示エリア
- グラフの表示エリアです。
- [ズーム倍率]
- グラフを拡大表示できます。拡大率は,100%,200%,400%,600%,および800%から選択できます。
- 凡例エリア
- グラフの凡例を系列グループごとに表示します。
- 系列グループ名に「<系列グループ名>」と表示されます。
- 登録レポートの場合は,「<登録レポート名>:<レコード名>:<インスタンス識別子>:<フィールド名 ※1>」と表示されます。
- ベースラインの場合は,「Baseline:<ベースライン名>:<インスタンス識別子 ※2>:<フィールド名 ※1>」と表示されます。
- なお,表示データが取得されなかったり,表示するデータが存在しなかったりした場合,凡例は表示されません。
- 注※1
- フィールドの表示名が設定されている場合は表示名,フィールドの表示名が設定されていない場合はデフォルトのフィールド名が表示されます。
- 注※2
- 「インスタンス識別子」は,ODBCキーフィールドをそれぞれ<>で囲って組み合わせたものをいいます。インスタンス識別子がない場合は,空で表示されます。
(2) [Properties]タブ
[Report]タブの画面に表示されている複合レポートの定義内容が表示されます。表示される情報は,複合ブックマークの編集画面で設定した内容です。
複合レポート表示画面([Properties]タブ)を次の図に示します。
図1-16 複合レポート表示画面([Properties]タブ)
表示項目について説明します。
- [レポート表示期間の設定]
- レポート表示期間の設定内容が表示されます。
- [グラフ表示の設定]
- グラフのタイトル,レポートのX軸の見出しとして表示させる文字列およびグラフオプションを表示します。
- [系列グループの設定]
- 系列グループとは,複合ブックマークに登録されたレポートをグラフの表示形式によって分類したものを指します。
(3) [Show Options]タブ
[Report]タブの画面に表示されている複合レポートの表示設定ができます。
複合レポート表示画面([Show Options]タブ)を次の図に示します。
図1-17 複合レポート表示画面([Show Options]タブ)
表示項目について説明します。
- [レポート表示期間の設定]
- レポートの表示期間について設定できます。
- [対象期間]
- ドロップダウンリストからレポートの表示期間を選択します。
- 選択できる値を次に示します。
- [レポートの表示時に指定]
- [過去1時間以内]
- [過去1日(24時間)以内]
- [過去7日以内]
- [過去1ヶ月以内]
- [過去1年以内]
- [レポートの表示時に指定]以外を選択した場合は,[開始日時]および[終了日時]に対応する日時が自動的に設定されます。
- [開始日時]および[終了日時]
- [対象期間]で[レポートの表示時に指定]を選択した場合に,イベント表示対象期間の開始日時および終了日時を設定します。
- [開始日時]および[終了日時]は,「YYYY MM DD hh:mm」の形式で指定します(YYYY=西暦年,MM=月,DD=日,hh=時,mm=分)。
- 指定できる日時の範囲は,1971年1月1日00時00分〜2035年12月31日23時59分です。[終了日時]には,[開始日時]に指定した日時以降の日時を指定してください。
- なお,[開始日時]および[終了日時]に指定する形式は,[レポート間隔]によって変化します。項目右に表示される入力書式に従ってください。また,[レポートの表示時に指定]以外を選択した場合は,対応する日時が自動的に設定されます。また,自動的に表示された日時を変更した場合,[対象期間]の設定が[レポートの表示時に指定]になります。
- [レポート間隔]
- レポートの表示間隔を設定します。この項目の設定値は,複合レポートに含まれるすべてのPIレコードタイプのレコードに適用されます。
- この項目を設定すると,指定した期間内で平均化(要約)された値がレポートに表示されます。
- 選択できる値を次に示します。
- [分]:1分間隔でレポートを表示
- [時]:1時間間隔でレポートを表示
- [日]:1日間隔でレポートを表示
- [週]:1週間間隔でレポートを表示
- [月]:1か月間隔でレポートを表示
- [年]:1年間隔でレポートを表示
- 「時」を選択した場合だけ,レポート定義の「ピーク時間」指定が有効となります。
- [レポート間隔]を変更した場合は,その内容に合わせて[開始日時]および[終了日時]が自動的に設定されます。
- [ベースライン表示期間の設定]
- [開始日時]
- ベースラインの開始日時を設定します。
- [開始日時]は,「YYYY MM DD hh:mm」の形式で指定します(YYYY=西暦年,MM=月,DD=日,hh=時,mm=分)。
- [対象期間]を変更した場合は,その内容に合わせて[開始日時]が変更されます。
- [OK]ボタン
- 設定した内容を確定し,[Report]タブの画面に戻ります。[Report]タブの画面には,設定した表示条件の内容で複合レポートが表示されます。
- [キャンセル]ボタン
- 設定した内容を破棄し,[Report]タブの画面に戻ります。
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