JP1/Performance Management リファレンス
レポートの表示画面です。この画面は,次の操作で表示されます。
- [エージェント階層]画面の[レポートの表示]メソッドを選択し,[ツリー種別]から「レポート」を選択し,レポートの選択画面でレポート名をクリックしたとき
- [エージェント階層]画面の[レポートの表示]メソッドを選択し,[ツリー種別]から「ブックマーク」を選択し,ブックマークの選択画面でブックマークやレポート名をクリックしたとき。なお,ブックマークの選択画面で複合ブックマークをクリックすると,複合レポートが表示されます。
- [エージェント階層]画面の[アラームの状態の表示]メソッドを選択し,[アラームの状態の表示]画面でレポートアイコンをクリックしたとき
- [ブックマーク階層]画面のナビゲーションフレームでレポート名を選択し,[レポートの表示]メソッドを選択したとき
- [イベントモニター]画面でレポートアイコンをクリックしたとき
- ドリルダウンレポートから,リンクメニューの[レポートの表示]をクリックしたとき
レポート表示画面には,次の三つのタブがあります。
- [Report]タブ
- [Properties]タブ
- [Show Options]タブ
各タブの画面で共通の項目について説明します。
- [ベースライン]
- リアルタイムレポート,グラフが表示されないレポート,および表示キーフィールドが指定されているレポート以外のときだけ,[レポート表示画面]右上に[ベースライン]が表示されます。
- ベースラインとは,過去のある期間のレポートを基準値として保存したレポートを指します。複合レポートに基準値として重ねて表示できます。
- ベースラインを登録する画面が別ウィンドウで表示されます。複合ブックマークを選択した場合,入力フィールドにベースライン名を入力し[OK]ボタンをクリックすると,選択している複合ブックマークの下にベースラインを追加します。ベースラインを選択した場合,入力フィールドは表示されません(「選択したベースラインを更新します」と表示されます)。[OK]ボタンをクリックすると,選択しているベースラインを更新します。
- [ブックマーク]
- ブックマークまたは複合ブックマークを登録する画面が別ウィンドウで表示されます。入力フィールドにブックマーク名または複合ブックマーク名を入力し,入力フィールドの下に表示されるブックマーク階層から登録するフォルダを選択して[OK]ボタンをクリックします。[新規フォルダ]ボタンをクリックすると,新規のブックマークフォルダを作成する画面に遷移します。
- [説明]
- 該当するプロダクトのデータモデルバージョンごとに,表示対象のレコードの説明画面を別ウィンドウで表示します。
それぞれのタブの画面について説明します。
- <この項の構成>
- (1) [Report]タブ
- (2) [Properties]タブ
- (3) [Show Options]タブ
(1) [Report]タブ
指定したレポートの表示画面です。各エージェントが収集したパフォーマンスデータを,グラフや表形式のグラフィカルなレポートとして表示します。
レポート表示画面([Report]タブ)を次の図に示します。
図1-12 レポート表示画面([Report]タブ)
表示項目について説明します。
- チェックボックス
- [グラフ]
- レポートのグラフデータを表示させる場合にチェックします。デフォルトはチェックされています。
- 該当するデータがない場合,またはレポート定義で設定されていない場合は不活性になります。
- [一覧]
- レポートの一覧データを表示させる場合にチェックします。デフォルトはチェックされています。
- 該当するデータがない場合,またはレポート定義で設定されていない場合は不活性になります。
- [表]
- レポートの表データを表示させる場合にチェックします。デフォルトはチェックされています。
- 該当するデータがない場合,またはレポート定義で設定されていない場合は不活性になります。
- データグループボタン
- データグループとは,レコードの取得時間ごとにまとめたデータ群を指します。
ボタン
- 最初のデータまたはデータグループを表示します。
ボタン
- 一つ前のデータまたはデータグループを表示します。
ボタン
- 一つあとのデータまたはデータグループを表示します。
ボタン
- 最後のデータまたはデータグループを表示します。
- ドリルダウンレポート選択リスト
- ドロップダウンリストからドリルダウンレポートを選択できます。この項目は,表示しているレポート,ブックマークまたは複合ブックマークにドリルダウンレポートが定義されている場合だけ表示されます。
- 選択リストにマウスカーソルを重ねると,ツールチップに現在選択中のレポート名が表示され,選択リストの幅で表示し切れないレポート名を末尾まで確認できます。
- リンクメニュー
- [レポートの表示]
- ドリルダウンレポート選択リストでドリルダウンレポートが選択されている場合,この項目をクリックするとレポートの表示画面が別ウィンドウで表示されます。
- [最新情報に更新]
- データを再取得し,最新の情報で表示内容を再描画します。
- [CSV出力]
- レポート表示のために取得したデータをCSV形式のテキストファイルに出力します。この項目は,自動更新中のリアルタイムレポートでは表示されません。この場合,[停止]メニューで自動更新を停止すると表示されます。この項目を選択すると,ファイルのダウンロードダイアログボックスが表示されます。
- [印刷画面]
- 新しいウィンドウに[レポート印刷]画面が表示されます。
- この項目は,自動更新中のリアルタイムレポートでは表示されません。この場合,[停止]メニューで自動更新を停止すると表示されます。
- [レポート印刷]画面については,「1.4.11 [レポート印刷]画面」を参照してください。
- [停止]
- リアルタイムレポートの自動更新を停止します。
- グラフの表示エリア
- グラフの表示エリアです。
- [ズーム倍率]
- グラフを拡大表示できます。拡大率は,100%,200%,400%,600%,および800%から選択できます。
- 一覧の表示エリア
- エージェントまたはインスタンスごとにフィールド値を一覧形式で表示するエリアです。一覧で,フィールド名がリンク表示されているものについては,クリックするとドリルダウンレポート(フィールドレベル)が表示されます。
ボタン
- 1データグループ内の最初のエージェントまたはインスタンスのデータを表示します。
ボタン
- 1データグループ内の一つ前のエージェントまたはインスタンスのデータを表示します。
ボタン
- 1データグループ内の一つあとのエージェントまたはインスタンスのデータを表示します。
ボタン
- 1データグループ内の最後のエージェントまたはインスタンスのデータを表示します。
- 表の表示エリア
- 履歴データで,時系列に蓄積されたデータを表形式で表示するエリアです。表の値がリンク表示されているものについては,クリックするとドリルダウンレポート(フィールドレベル)が表示されます。
- [先頭へ]
- 最初のページを表示します。
- [前へ]
- 一つ前のページを表示します。
- [次へ]
- 一つあとのページを表示します。
- [最後へ]
- 最後のページを表示します。
(2) [Properties]タブ
[Report]タブの画面に表示されているレポートの定義内容が表示されます。表示される情報は,レポート定義画面で設定した内容です。
レポート表示画面([Properties]タブ)を次の図に示します。
図1-13 レポート表示画面([Properties]タブ)
[Properties]タブの画面上に表示される項目を選択すると,該当する情報の表示エリアにジャンプします。各エリアの表示項目の詳細については,「1.5.4 レポート定義の新規作成および編集画面」を参照してください。
表示項目について説明します。
- [名前と種別]
- [名前と種別]についての設定内容が表示されるエリアにジャンプします。
- [名前と種別]エリアには,レポート定義の[名前と種別]画面で設定した情報が表示されます。
- [フィールド]
- [フィールド]についての設定内容が表示されるエリアにジャンプします。
- [フィールド]エリアには,レポート定義の[フィールド]画面で設定した情報が表示されます。
- [表示設定]
- [表示設定]についての内容が表示されるエリアにジャンプします。
- リアルタイムレポートの場合
[表示設定(リアルタイムレポート)]エリアには,レポート定義の[表示設定(リアルタイムレポート)]画面で設定した情報が表示されます。
- 履歴レポートの場合
[表示設定(履歴レポート)]エリアには,レポート定義の[表示設定(履歴レポート)]画面で設定した情報が表示されます。
- [表示形式]
- [表示形式]についての設定内容が表示されるエリアにジャンプします。
- [表示形式]エリアには,レポート定義の[表示形式]画面で設定した情報が表示されます。
- [グラフのプロパティ]
- [グラフのプロパティ]の内容が表示されるエリアにジャンプします。
- [グラフのプロパティ]エリアには,レポート定義の[グラフのプロパティ]画面で設定した情報が表示されます。
- [ドリルダウン]
- [ドリルダウン]についての設定内容が表示されるエリアにジャンプします。
- [ドリルダウン]エリアには,レポート定義の[ドリルダウン]画面で設定した情報が表示されます。
(3) [Show Options]タブ
[Report]タブの画面に表示されているレポートの表示設定ができます。
レポート表示画面([Show Options]タブ)を次の図に示します。
図1-14 レポート表示画面([Show Options]タブ)
[Show Options]タブの画面は,レポートの種類(リアルタイムレポートまたは履歴レポート)によって異なります。それぞれの場合について次に示します。
(a) リアルタイムレポートの場合
表示項目について説明します。
- [デルタ値で表示]
- レポートをデルタ値で表示させる場合にチェックします。この項目をチェックした場合,該当するレコードのフィールドにデルタ値が収集されると,前回収集されたときから最新のデルタ値が収集されるまでのパフォーマンスデータの変化量が表示されます。
- [更新間隔]
- [自動更新しない]
- レポートの表示画面を自動的に更新しない場合にチェックします。
- [更新間隔]
- レポートの表示画面を自動的に更新する場合の更新間隔を指定します。単位は秒です。3,600秒以内の値を指定してください。
- [ランキング表示]
- 上位または下位のデータをレポートに表示させる場合に指定します。複数インスタンスレコードの場合に表示されます。
- [フィールド]
- 上位または下位のデータを[表示数]に指定した件数分だけ表示するときの,表示の判定基準となるフィールドを選択します。
- [表示数]
- 上位または下位のデータを表示させる件数を1〜100の範囲で指定します。この項目は,[フィールド]でフィールドを選択している場合だけ活性化されます。
- [降順]
- データを下位から順に表示させるときにチェックします。
- [グラフオプション]
- [3Dで表示する]
- グラフを立体的に表示させる場合にチェックします。
- [グリッドを表示する]
- グラフ上にグリッドを表示させる場合にチェックします。
- [縦軸の最大値と最小値を手動で設定する]
- 縦軸の最大値と最小値を任意に設定する場合にチェックします。この項目をチェックした場合,[最大値]および[最小値]に任意の値を指定します。
- [最大値]
- [縦軸の最大値と最小値を手動で設定する]をチェックしている場合に活性化されます。グラフ縦軸の最大値となる任意の値を指定します。
- [最小値]
- [縦軸の最大値と最小値を手動で設定する]をチェックしている場合に活性化されます。グラフ縦軸の最小値となる任意の値を指定します。
- [OK]ボタン
- 設定内容を確定します。このボタンをクリックすると,[Report]タブの画面に戻ります。
(b) 履歴レポートの場合
表示項目について説明します。
- [レポートの表示期間の設定]
- レポートの表示期間について設定できます。
- [対象期間]
- ドロップダウンリストからレポートの表示期間を選択します。
- 選択できる値を次に示します。
- [レポートの表示時に指定]
- [過去1時間以内]
- [過去1日(24時間)以内]
- [過去7日以内]
- [過去1ヶ月以内]
- [過去1年以内]
- [レポートの表示時に指定]以外を選択した場合は,[開始日時]および[終了日時]に対応する日時が自動的に設定されます。
- [開始日時]および[終了日時]
- [対象期間]で[レポートの表示時に指定]を選択した場合に,イベント表示対象期間の開始日時および終了日時を設定します。
- [開始日時]および[終了日時]は,「YYYY MM DD hh:mm」の形式で指定します(YYYY=西暦年,MM=月,DD=日,hh=時,mm=分)。
- 指定できる日時の範囲は,1971年1月1日00時00分〜2035年12月31日23時59分です。[終了日時]には,[開始日時]に指定した日時以降の日時を指定してください。
- なお,[レポートの表示時に指定]以外を選択した場合は,対応する日時が自動的に設定されます。また,自動的に表示された日時を変更した場合,[対象期間]の設定が[レポートの表示時に指定]になります。
- [レポート間隔]
- レポートの表示間隔を設定します。この項目は,PIレコードタイプのレコードの場合に活性化されます。
- この項目を設定すると,指定した期間内で平均化(要約)された値がレポートに表示されます。
- 選択できる値を次に示します。
- [分]:1分間隔でレポートを表示
- [時]:1時間間隔でレポートを表示
- [日]:1日間隔でレポートを表示
- [週]:1週間間隔でレポートを表示
- [月]:1か月間隔でレポートを表示
- [年]:1年間隔でレポートを表示
- [分]以外の間隔を指定した場合,[Report]タブがある画面の表の表示エリアに表示された[Date and Time]の値をクリックすると,ドリルダウンレポートが表示されます。
- [最大レコード数]
- レポートに表示させるレコードの最大数を1〜1440の範囲で指定できます。
- なお,PFM - Web Consoleの初期設定ファイル(config.xml)で,最大レコード数(maxFetchCount)を1〜2147483647の範囲で指定できます。この場合は,config.xmlファイルに指定した範囲で最大レコード数を指定できます。
- [ピーク時間]
- 1日のうち,あるフィールドの値が最大になる時間(ピーク時間)だけ表示させる場合,[フィールド]で任意なフィールド名を指定します。
- [フィールド]
- ドロップダウンリストから,ピーク時間表示の対象となるフィールドを選択します。この項目は,単数インスタンスのレコード(単一行のレコード)で,レポートの表示間隔を1時間間隔としている場合に活性化されます。
- [グラフオプション]
- [3Dで表示する]
- グラフを立体的に表示させる場合にチェックします。
- [グリッドを表示する]
- グラフ上にグリッドを表示させる場合にチェックします。
- [縦軸の最大値と最小値を手動で設定する]
- 縦軸の最大値と最小値を任意に設定する場合にチェックします。この項目をチェックした場合,[最大値]および[最小値]に任意の値を指定します。
- [最大値]
- [縦軸の最大値と最小値を手動で設定する]をチェックしている場合に活性化されます。グラフ縦軸の最大値となる任意の値を指定します。
- [最小値]
- [縦軸の最大値と最小値を手動で設定する]をチェックしている場合に活性化されます。グラフ縦軸の最小値となる任意の値を指定します。
- [OK]ボタン
- 設定内容を確定します。このボタンをクリックすると,[Report]タブの画面に戻ります。
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