JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド

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20.1.2 JP1イベントの詳細情報を表示する

イベント一覧に表示されているJP1イベントの詳細な属性情報を表示できます。

詳細情報を表示するには,[イベントコンソール]画面のイベント一覧で,属性を表示したいJP1イベントをダブルクリックします。[イベント詳細]画面が表示されます。

[イベント詳細]画面には,イベント属性,メッセージおよびイベントガイド情報が表示されます。

[イベント属性]には,そのJP1イベントに登録されているイベント属性名と属性値が表示されます。登録されている属性は,そのJP1イベントによって異なります。

イベント一覧上で前後に並んでいるJP1イベントの詳細情報を表示したい場合は,[前イベント]または[次イベント]をクリックします。

次のどれかの方法でも,JP1イベントの詳細を表示できます。

詳細情報として表示される項目を次に示します。

表20-2 JP1イベントの詳細情報

表示名 内容
イベントDB内通し番号 発行元に関係なくこのイベントサーバに到達した順番。
イベントID 発行アプリケーションプログラムや事象の内容を表す値。
発行元プロセスID 発行元アプリケーションプログラムのプロセスID。
登録時刻 発行元イベントサーバでの登録時刻。
到着時刻 自イベントサーバでの登録時刻。
発行元ユーザーID 発行元プロセスのユーザーID。Windowsからのイベントの場合は-1となる。
発行元グループID 発行元プロセスのグループID。Windowsからのイベントの場合は-1となる。
発行元ユーザー名 発行元プロセスのユーザー名。
発行元グループ名 発行元プロセスのグループ名。Windowsからのイベントの場合は空白となる。
発行元イベントサーバ名 発行元のイベントサーバ名(イベント一覧では,「登録ホスト名」と表示される)。イベントが,JP1/Base(エージェント)→JP1/IM - Manager(拠点マネージャー)→JP1/IM - Manager(統合マネージャー)のように転送された場合でも,最初のJP1/Baseのイベントサーバ名が入る。
発行元イベントDB内通し番号 発行元ホストでのイベントDB内通し番号(転送によって値は変化しない)。
メッセージ イベントの内容を表した文字列。
重大度 JP1イベントの緊急性を表す。緊急性の高い順に,次の値がある。
「緊急(Emergency)」,「警戒(Alert)」,「致命的(Critical)」,「エラー(Error)」,「警告(Warning)」,「通知(Notice)」,「情報(Information)」,「デバッグ(Debug)」
ユーザー名 業務を実行しているユーザー名。
プロダクト名 JP1イベントを発行したプログラム名。
オブジェクトタイプ イベント発行の契機となったオブジェクトの種類を表す名称。
オブジェクト名 イベント発行の契機となったオブジェクト(ジョブ,ジョブネットなど)の名称。
登録名タイプ オブジェクトの種別。通常はオブジェクトタイプと同じだが,ジョブネットなど階層のあるオブジェクトの場合,最上層のオブジェクトの種別となる。値の範囲はオブジェクトタイプと同じ。
登録名 ユーザーの操作時に実行を指示する単位になる名称。通常はオブジェクト名と同じだが,ジョブネットなど階層のあるオブジェクトの場合,最上層のオブジェクトの名称になる。
事象種別 オブジェクト名に示したオブジェクトに対して起こった事象。
開始時刻 実行開始または再実行開始の時刻。
終了時刻 実行終了の時刻。
ガイド JP1イベントに対応したイベントガイド情報。
イベントガイド表示を有効にしている場合に表示される。なお,JP1イベントに対応するイベントガイド情報がない場合は「KAVB1588-I」のメッセージが表示される。
関連イベントDB内通し番号 相関元イベントのイベントDB内通し番号を半角スペースで区切ったもの。次の形式で表示される。
イベントDB内通し番号イベントDB内通し番号イベントDB内通し番号・・・
相関イベント発行条件名 成立した相関イベント発行条件名。

なお,重大度以降の項目は,イベントによって表示されない場合があります。

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