JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド
JP1/IMを,JP1/Cm2/NNMまたはHP OpenView NNMと連携して使うと,システムのネットワークを監視できます。
JP1/IM - Viewの画面から,JP1/Cm2/NNMまたはHP OpenView NNMの画面を呼び出せます。また,JP1/Cm2/NNMまたはHP OpenView NNMが管理するSNMPトラップをJP1/BaseがJP1イベントに変換して,JP1/IM - Viewの[イベントコンソール]画面で監視できます。
図7-4 JP1/Cm2/NNMとの連携例
各ホストで必要なプログラムを次に示します。
- マネージャーホスト
- JP1/IM - Manager
統合コンソールと統合スコープを稼働させています。統合スコープは,業務とJP1イベントを関連づけて監視する場合に必要です。業務の実行状況などをJP1イベントとして監視するだけであれば,必要ありません。
- JP1/Base
- エージェントホスト(ネットワーク管理マネージャーホスト)
- JP1/Cm2/NNMまたはHP OpenView NNM
- HTTPサーバ
JP1/Cm2/NNMのWWWページを表示するために必要です。
- JP1/Base
- (ネットワーク管理エージェントホスト)
- JP1/Cm2/Extensible SNMP Agent,JP1/Cm2/Extensible Agentなど
- ビューアーホスト
- JP1/IM - View
- WWWブラウザー
JP1/Cm2/NNMのWWWページを表示するために必要です。
- <備考>
- SNMPトラップをJP1イベントに変換すると,SNMPトラップでの重要度は,JP1イベントでは次の表のように重大度として変換されます。
表7-8 SNMPトラップをJP1イベントに変換したときの重大度
このような注意事項やSNMPトラップの変換方法については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」に記述があります。SNMPトラップ変換については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のイベント変換機能の設定の章を参照してください。
SNMPトラップでの重要度 変換後のJP1イベントでの表示(重大度) Normal Information Warning Warning Minor Error Major Critical Critical Alert
- JP1/Cm2/NNMやHP OpenView NNMなどが発行するSNMPトラップをJP1/BaseでJP1イベントに変換して監視する場合,障害発生元のIPアドレスが正しく受信できないことがあります。これは,JP1/BaseでSNMPトラップをJP1イベントに変換した場合,JP1イベントの「発行元IPアドレス」属性に設定される値が,SNMPトラップを発行したホストのIPアドレスではなく,JP1/BaseがあるホストのIPアドレスであるためです。SNMPトラップを発行したホスト名を取得するには,拡張属性の「SNMPトラップ発生ソース」を指定してください。「SNMPトラップ発生ソース」属性は,変数では「$EV"SNMP_SOURCE"」と指定します。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2008, Hitachi, Ltd.