JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]


6.2.3 ガイドの検討

ガイド機能を使うことで,障害時の運用手順や各種エラー事例など,運用ノウハウをガイド情報として表示できます。障害時の参考情報としてガイド情報を活用することで,初動対応でのシステム管理者の負担を軽減できます。

ガイド情報の表示内容や表示条件は,ユーザーが設定,検討する必要があります。また,ガイド情報の基となる情報(運用ノウハウなど)は,システムを運用していく中で蓄積,変化していくものであるため,定期的にガイド情報の見直しを実施し,必要に応じて修正や追加をしてください。

詳細は,次の説明を参照してください。

ガイドについて

(参考):二つのガイドの違い
統合スコープ,統合コンソールの両方でガイドを提供していますが,使用用途によって使い分け,また組み合わせての使用を検討してください。二つのガイドには次のような違いがあります。
  • 統合スコープのガイド機能
    監視ノード単位でガイドを設定できます。監視ノードは,システムを業務やサーバなどの単位でノード化したものです。それらによって構成されるツリーで監視を行う場合に,統合スコープのガイド機能を使用します。
    統合スコープのガイド機能を使用する場合には,例えば,経理業務に問題が発生したとき,Webサーバで障害が起こったとき,などのアドバイスを記述します。
  • 統合コンソールのイベントガイド機能
    JP1イベント単位でイベントガイドを設定できます。JP1イベントはシステムで発生した事象であり,また,問題発生時には問題の1要因でもあります。
    統合コンソールのイベントガイドには,例えば,JP1イベントそのものに対する調査,対処手順などのアドバイスを記述します。なお,詳細は「3.2.6 イベントガイド機能」および「6.1.6 イベントガイドの検討」を参照してください。

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2008, Hitachi, Ltd.