マスターサーバを変更してScheduler Serverのサーバを統合する手順を次に示します。

1. マスターサーバ及びスレーブサーバで次のサービスが開始されている場合，管理ツールのサービスから次のサービスを停止します。
   
   • Groupmax Scheduler Server
   • Groupmax Facilities Manager
2. Address Server上で，削除するサーバをホームサーバとするユーザのホームサーバ名を変更します。
3. 変更前のマスターサーバで，変更通知ファイルが出力されていることを確認した上で，変更通知情報取得を実行します。
   変更通知ファイルの格納場所は次のとおりです。
   
   • 格納先：＜Address Serverインストールフォルダ＞\Groupmax\GroupApp
   • ファイル名：8桁の整数
4. Address Serverを停止します。
5. マスターサーバ及びスレーブサーバで，次のディレクトリのバックアップを取得します。
   
   • ＜Scheduler Serverインストールフォルダ＞\log
   • ＜Scheduler Serverインストールフォルダ＞\bin\AppoSV.ini（存在する場合）
   • ＜Scheduler Serverインストールフォルダ＞\bin\SFagent.ini（マスターサーバだけ。存在する場合）
6. スレーブサーバで＜Address Serverインストールディレクトリ＞\Groupmax\GroupApp\item.defファイルが存在する場合は削除します。
   このファイルを削除した場合は，スレーブサーバと同じサーバマシンのAddress Serverの再起動が必要です。
   
7. マスターサーバで「コンフィギュレーション」を起動し，マスターサーバIPアドレスをクリアします。
8. 新しいマスターサーバで「コンフィギュレーション」を起動します。
9. マスターサーバでは次のファイルが存在することを確認します。
   ＜Address Serverインストールディレクトリ＞\Groupmax\GroupApp\item.def
   
10. Assist連携機能を使用している場合は，Assist連携用ホームサーバ一覧を変更してください。
    Assist連携用ホームサーバ一覧については，「9.3.3　Assist連携用ホームサーバ一覧の作成」を参照してください。
    
11. マスターサーバ，スレーブサーバの管理ツールのサービスから，次のサービスを開始します。
    
    • Address Server
    • Groupmax Scheduler Server
    • Groupmax Facilities Manager

＜クライアントで必要な作業＞

AppoSV.iniファイルのHomeServerパラメタに設定するサーバ名が変更になる場合は，クライアントで次の手順を実施してください。

• Scheduler Client又はFacilities Manager Client
  サーバホスト名の変更作業前又は作業後に，すべてのクライアントで次の手順を実施してください。
  1. Scheduler Client又はFacilities Manager Clientを起動します。
  2. 「ツール」−「環境設定」を選択します。
  3. 「ユーザ情報の保存」を「サーバで保存」にします。
  4. Scheduler Client又はFacilities Manager Clientを終了します。
  終了時に次のメッセージが出力された場合は，「はい」を選択します。
  『現在クライアントにあるユーザ情報をサーバに保存しますか？
  　［注意］「はい」を選択すると別のクライアントPCから既にサーバに
  　保存している場合，上書きされます。』
  
• Groupmax Client Light又はGroupmax Client Light Ex 07-52以前
  サーバホスト名の変更作業前又は作業後に，すべてのクライアントで次の手順を実施してください。
  1. サーバホスト名の変更前から保存していたスケジュール画面を閉じる。
  2. メンバツリーからメンバを選択してスケジュール画面を開き直す。
  

注意事項

上記の手順を実施しない場合，サーバホスト名の変更前から保存していたスケジュール画面を操作した際に，次の現象が発生する場合があります。

• スケジュールの表示に失敗する
• 予約に失敗する
• 自分又は上司のスケジュールを登録できない
• 自分又は上司のスケジュールを削除できない
• 自分又は上司のスケジュールの回答ができない

マスターサーバを変更しないでScheduler Serverのサーバを統合する手順を次に示します。

1. マスターサーバ及びスレーブサーバで次のサービスが開始されている場合，管理ツールのサービスから次のサービスを停止します。
   
   • Groupmax Scheduler Server
   • Groupmax Facilities Manager
2. Address Server上で，削除するサーバをホームサーバとするユーザのホームサーバ名を変更します。
3. 変更前のマスターサーバで，変更通知ファイルが出力されていることを確認した上で，変更通知情報取得を実行します。
   変更通知ファイルの格納場所は次のとおりです。
   
   • 格納先：＜Address Serverインストールフォルダ＞\Groupmax\GroupApp
   • ファイル名：8桁の整数
4. Assist連携機能を使用している場合は，Assist連携用ホームサーバ一覧を変更してください。
   Assist連携用ホームサーバ一覧については，「9.3.3　Assist連携用ホームサーバ一覧の作成」を参照してください。
   
5. マスターサーバ及びスレーブサーバの管理ツールのサービスから，次のサービスを開始します。
   
   • Groupmax Scheduler Server
   • Groupmax Facilities Manager

＜クライアントで必要な作業＞

AppoSV.iniファイルのHomeServerパラメタに設定するサーバ名が変更になる場合は，クライアントで次の手順を実施してください。

• Scheduler Client又はFacilities Manager Client
  サーバホスト名の変更作業前又は作業後に，すべてのクライアントで次の手順を実施してください。
  1. Scheduler Client又はFacilities Manager Clientを起動します。
  2. 「ツール」−「環境設定」を選択します。
  3. 「ユーザ情報の保存」を「サーバで保存」にします。
  4. Scheduler Client又はFacilities Manager Clientを終了します。
  終了時に次のメッセージが出力された場合は，「はい」を選択します。
  『現在クライアントにあるユーザ情報をサーバに保存しますか？
  　［注意］「はい」を選択すると別のクライアントPCから既にサーバに
  　保存している場合，上書きされます。』
  
• Groupmax Client Light又はGroupmax Client Light Ex 07-52以前
  サーバホスト名の変更作業前又は作業後に，すべてのクライアントで次の手順を実施してください。
  1. サーバホスト名の変更前から保存していたスケジュール画面を閉じる。
  2. メンバツリーからメンバを選択してスケジュール画面を開き直す。
  

注意事項

上記の手順を実施しない場合，サーバホスト名の変更前から保存していたスケジュール画面を操作した際に，次の現象が発生する場合があります。

• スケジュールの表示に失敗する
• 予約に失敗する
• 自分又は上司のスケジュールを登録できない
• 自分又は上司のスケジュールを削除できない
• 自分又は上司のスケジュールの回答ができない