Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド

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11.4.10 グループの管理

<この項の構成>
(1) グループ管理機能
(2) メンバ管理機能

(1) グループ管理機能

システムグループを管理します。ファイルの形式は次のとおりです。

処理区分 グループID グループ名 国際化グループ名 並び順
(a) コマンドの書式(出力)

システムグループをグループID順に出力します。

sfexpsysgrp.bat <出力ファイルパス>

引数
  • 出力ファイルパス
    コマンドの実行結果を出力するファイルのパスを指定します。

出力ファイルの形式
  • 処理区分には「I」を出力します。
  • 並び順には表示上のグループの並び順を出力します。

コマンドパス
<インストールディレクトリ>\batch\sfexpsysgrp.bat

出力例

#処理区分,グループID,グループ名,国際化グループ名,並び順
I,1,Executive,幹部,1
I,2,Secretary,秘書,2
(b) コマンドの書式(設定)

システムグループを追加・変更・削除します。

sfsetsysgrp.bat <入力ファイルパス>

引数
  • 入力ファイルパス
    設定するグループを記述したファイルパスを指定します。

入力ファイルの形式
処理区分
次のどれかを指定します。
  • A
    新しくグループを追加します。次の場合は追加されません。
    ・指定されたグループIDが登録済みの場合
    ・グループID又はグループ名の指定が正しくない場合
    ・並び順の指定が正しくない場合
  • C
    登録済みのグループのグループ名,国際化グループ名を更新します。次の場合は更新されません。
    ・グループID又はグループ名の指定が正しくない場合
    ・並び順の指定が正しくない場合
  • D
    登録済みのグループを削除します。同時にグループメンバも削除されます。
    削除の場合は,ユーザグループメンバテーブル(TBL_USRGRPMEMBER)も更新されます。
  • I
    行をコメント扱いとします。
処理区分の指定によって,ほかの項目の指定要否は次のように異なります。
処理区分の指定値 グループID グループ名 国際化グループ名 並び順
A
C
D × × ×
I × × × ×

(凡例)
◎:必須項目(更新する項目)
○:必須項目
×:不要。指定しても無視する

グループID
操作対象とするグループのグループIDを数字で指定します。指定できる範囲は1〜50です。
グループ名
操作対象とするグループのグループ名を指定します。指定できる値の範囲は,UTF-8に変換して255バイト以内です。
国際化グループ名
操作対象とするグループの国際化グループ名を指定します。指定できる値の範囲は,UTF-8に変換して255バイト以内です(20バイトまでしか表示できないクライアントがあります)。
並び順
表示上のグループの並び順を指定します。指定できる範囲は1〜50です。番号が重複しないよう指定してください。

コマンドパス
<インストールディレクトリ>\batch\sfsetsysgrp.bat

ファイル入力例
幹部を上司に変更,秘書を削除,部長を追加する場合の入力例を次に示します。
#処理区分,グループID,グループ名,国際化グループ名,並び順
C,1,Boss,上司,1
D,2,Secretary,秘書,2
A,2,General Manager,部長,3

(2) メンバ管理機能

グループメンバを設定します。ファイルの形式は次のとおりです。

処理区分 グループID メンバ種別 メンバID 名前 国際化名 組織名 国際化組織名 並び順
(a) コマンドの書式(出力)

グループメンバを出力します。出力順は次のとおりとなります。

引数
  • グループID
    出力するグループのグループIDを指定します。
  • 出力ファイルパス
    コマンドの実行結果を出力するファイルのパスを指定します。

出力ファイルの形式
  • 処理区分には「I」を出力します。
  • メンバ種別には次の値を出力します。
    ユーザIDの場合:0
    施設IDの場合:1
  • メンバIDには次の値を出力します。
    メンバ種別が0の場合:ユーザID
    メンバ種別が1の場合:施設ID
  • 名前には,メンバ種別に応じて次の内容を出力します。
    メンバ種別が0の場合:ユーザ名
    メンバ種別が1の場合:施設名
  • 国際化名には,メンバ種別に応じて次の内容を出力します。
    メンバ種別が0の場合:国際化ユーザ名
    メンバ種別が1の場合:国際化施設名
  • 組織名には,メンバが所属する組織の名前を出力します。
  • 国際化組織名には,メンバが所属する組織の国際化名を出力します。
  • グループ内での表示上の並び順を出力します。

コマンドパス
<インストールディレクトリ>\batch\sfexpgrpmem.bat
(b) コマンドの書式(設定)

グループメンバを追加・削除します。

sfsetgrpmem.bat <入力ファイルパス>

引数
  • 入力ファイルパス
    設定するグループメンバを記述したファイルパスを指定します。

入力ファイルの形式
処理区分
次のどれかを指定します。
  • A
    グループメンバを追加します。次の場合は追加されません。
    ・指定されたメンバ種別及びメンバIDのメンバがグループに登録済みの場合
    ・指定されたグループIDが登録されていない場合
    ・メンバ種別の指定が正しくない場合
    ・指定されたメンバ種別及びメンバIDのメンバがシステムに登録されていない場合
    ・グループに登録できるメンバ数を超えている場合
    ・システム全体で登録できるメンバ数を超えている場合
  • D
    グループメンバを削除します。
  • I
    行をコメント扱いとします。
処理区分の指定によって,ほかの項目の指定要否は次のように異なります。
処理区分の指定値 グループID メンバ種別 メンバID 名前 国際化名 組織名 国際化組織名 並び順
A × × × ×
D × × × × ×
I × × × × × × × ×

(凡例)
◎:必須項目(更新する項目)
○:必須項目
×:不要。指定しても無視する

グループID
グループIDを指定します。
メンバ種別
メンバ種別を数字で指定します。
  • 0:ユーザ
  • 1:施設
メンバID
メンバIDを指定します。
名前
メンバの名前。この項目は使用しないため,値を指定する必要はありません。
国際化名
メンバの国際化名。この項目は使用しないため,値を指定する必要はありません。
組織名
メンバが所属する組織の名前。この項目は使用しないため,値を指定する必要はありません。
国際化組織名
メンバが所属する組織の国際化名。この項目は使用しないため,値を指定する必要はありません。
並び順
クライアントに表示する際の並び順を指定します。指定できる範囲は1〜30です。番号が重複しないよう指定してください。

コマンドパス
<インストールディレクトリ>\batch\sfsetgrpmem.bat
(c) 注意事項

出力用コマンドは,削除待ちユーザまたは削除待ち施設も出力ファイルに出力します。